日産、グプタ氏自宅に監視カメラ設置=関係者
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事実ならコーポレート・ガバナンス以前に、日本では犯罪性が疑われる事案ではないでしょうか。プライベートがわかる範囲が記録され、映された当事者がその事実や目的を知らされていなかった場合は、被害者は刑事、民事の両面から捜査対象にするよう求めていくでしょう。当然に会社としての責任が問われる事案で、もし取締役が指示していたとすると、この件に関して会社や株主から個人責任が問われることにもなりうると思います。
「防犯上のため」として外玄関などに設置されていて、居住者がその事実を知っており(盗撮されておらず)、実際に防犯目的以外に使う手段がないことを設置者が証明できた場合は問題にならないでしょう。清水和夫さんがコメントされているように、日産には「お家騒動」を繰り返す社風があります。
かつて日産の広報課長だった川勝宣昭さんの著書『日産自動車極秘ファイル2300枚』(プレジデント社)では、80年代の日産で起きたとんでもない騒動のことがつづられています。一部をうちのサイトでも読めるので、ぜひご覧ください。
日産の組織に巣食う“トップ腐敗”のDNA 絶対的権力者のカネと女と私物化 #プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/27081ロイターはマードック傘下となったウォールストリートジャーナルを嫌って移籍してきた元ジャーナルの編集者が中心になる形で、ここ10年ちかく調査報道に力をいれている。ターミナルに株価や通貨を動かす速報をだしていた時代から、さらに変化しているのだ。
この日産に対する調査報道は面白い。ハラスメントに関する証拠をつかもうとした内田社長側が、逆に、違法の疑いのある監視カメラ設置をつかまれたというふうに読める。
記者のうちの白水徳彦氏は、元ウォールストリートジャーナル記者、自動車産業の専門がながい。一時中国に駐在していた。