米OpenAI、ロンドンに初の海外拠点 開発や規制対応
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先を争うものではないとは思いつつ、日本政府が取り付けていたお約束を完全に英国に持って行かれてしまっています。
4月にサム・アルトマンCEOが最初の訪問国として訪日し、岸田首相を含む自民党幹部と会談、日本での研究機関の設置のほか、7項目の約束を取り付けていました。
当初から規制の強い欧州に対する牽制として、日本が初の訪問国に選ばれたのではないかという見方もありましたが、その通りになりつつあります。(https://ascii.jp/limit/group/ida/elem/000/004/132/4132966/)
英国政府は6/13に、モデルへ優先的にアクセスためにOpenAIやDeepMind、Anthropicとの協力強化も発表しています。日本政府が当初を踏まえてOpenAIとの連携強化に向けた手を本当に打てていたのかどうか、現時点では英国政府の方が上手だったように見えます。OpenAIの総資金調達額から、逆にこれまで拠点が海外になかったことに驚きました👀
「欧州で進むAI規制に対応し、当局と調整窓口の役割を担う」とのことですので、まずは欧州でガイドラインを作ってしまい、それを国際基準にしていこうとする流れなのかなと思いました。
開発人材も獲得していくとのことですので、欧州全体から優秀な人材の集まりやすいロンドンで拠点を構えるのも納得です。オープンAIにとって初の海外拠点はイギリスに。
生成AIの開発人材の獲得に加え、欧州で進むAI規制に対応し、当局と調整窓口の役割を担うそう。
新技術を規制していくか、戦略的に受け入れて共存戦略をとるのか、国により動き方が変わってきそう。
日本でも2024年4月頃に拠点設立予定とのこと。外資ならではの動きですが、スモールスタートして各国のビジネス発展をしっかりと見定めながら拡大・撤退を決定していくと思うので拠点設立後のサービス拡大動向に注目したいですね。