ファミマ CMO 足立光氏に学ぶ「アイデアは、発見よりも実行のほうがはるかに重要」という視点
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正直、私自身は「アイデア」というモノに対してめちゃめちゃ苦手意識があったのですが、ファミマの足立さんの話とか、カチャカの話とか聞いていて、「アイデア」苦手とかいってる場合じゃないんだなとシミジミ反省しました。
なんか個人的には「アイデア」って、天才的なアイデアマンの人たちがひらめきで思いつくモノみたいな思い込みがあったんですが、発見よりも実行の方が重要という視点は、今まで自分に存在しませんでした。
でも、冷静に振り返ると、世の中の大ヒット商品の事例って、アイデアを思いついた人の執念によって成り立ってるケースが多いんですよね。
そんなマーケティングアジェンダで学んだ「アイデア」の話をYahooにも寄稿しましたので、良ければ是非参考にして下さい。なぜ実行が難しいのか。あらゆるところで言及されていますので否定する人は少ないですが、なぜ難しいのかピンとこない人も多そうです。
具体的には資金調達と人材集めに苦労するからではないでしょうか。
①資金
外部からの資金か内部からの資金かはどちらでもいいのですが、当然ながら説得する必要があり、一度だけだなく、継続的に資金供給が必要です。これが大変です。
②人材
新しいアイディアを提案し、説得して、プロジェクトに参加してもらわなければなりません。外からよりも内部からの人材獲得の方が大変な気がします。
これをプロジェクトによっては数年間の環境変化に耐えながら継続する必要があります。想像するだけで実行は大変なんですね
"そのアイデアを具現化し、実行し、成功につながる形で実現できるかどうかこそが、本当に大切なことと言えるでしょう。"アイディアは概念、実践は具体化で、この差を埋めるのが苦手な組織や個人が多いですよね。
実行しようとすると具体化しなきゃいけない。アイディアレベルだと細部が詰まっていないことが多いですから実行できない。経営戦略が実践されにくいのって色々理由があるけれど一つはこの概念と具体はだいぶ違う、ということから現場が「?」「そうは言っても!」となるからじゃないかと思います。
もちろんアイディアを思いつくことも大変だとは思います。ただ、フレームワークと言われるものは思いついたアイディアを実行できるようにするところに多い。それは課題解決の手法と言われます。
つまり、実行しようと思ったらやり方は本当は結構あるはずなんです。もっとも手法がたくさんあるということはそれだけみんな苦労しているということでもある。
そもそも、フワッとしたアイディアを具体化していく作業は骨が折れます。フレームはあってもそれはやっぱり概念的でガイドくらいな役割しかできないですから、実践にはさらなる具体化が肝心に。
アート思考はフレーム化できないとされています。つまり「思いつく」には個体差がありすぎる。でも思いついたアイディアはその瞬間から課題解決を行わないと実践できなくなる。そこはフレーム化している、大変ですがガイドはあるので、実践の仕方は頑張れば結構な確率で誰でもできるようになりうるということでもあるはずではあるとは思います。