勢いづく円安相場、前回の「円安バブル」と今回の「悪い円安論」は何が違うか
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注目のコメント
昨年来コメントしている点ではありますが、金利環境だけを見ると05-07年の円安バブルと言われた時代と似てきているように見えます。しかし、当時は「投機の円安、実需の円高」とも言うべき状況で分厚い実需は円高を支持しておりました。
しかし、今は「投機は円安、実需も円安」でありFedのpivotだけで円高になるという筋合いはないように見受けられます。
この点、簡単に解説させて頂きました。ご笑覧くださいませ。分かりやすい記事でした。
特に納得したのは下記の部分
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2007年の経常収支は約+24.9兆円と史上最大を記録した。片や、2011年から2022年までの12年間で累積貿易黒字は▲24.2兆円の赤字だった。もはや需給面では「別の通貨」と言って差し支えない。
本当、別の通貨だと思えば、腑に落ちます。
これから、円高とは1ドル120円くらいを指すようになると思えば、個人的な外貨ポジションとしてマネジメントし易いです。
コロナ禍前のようにアメリカに頻繁に旅行に行けないのが痛いですが、行く時にはしっかり計画立てて行くようにしようと思います。
あと、このレートが定着するならば、米ドル決済クレジットカードを日本のカード会社は発行して欲しいです。貿易収支が+24.9兆円だった円安バブル期に比べて、12年間の累積で▲24.2兆円になってしまった日本が、その場しのぎで国債を発行し続け、政策を転換せずにずーっとゼロ金利を続けているインパクトのあるグラフがとっても見やすい記事でした。
「投機も実需も円安」となり、円の実力値が120円以上に落ち着く現状で、閣僚や日銀はどう闘っていく戦略があるのだろう??
戦後復興期の日本の信頼を削って生きていくのはそろそろ限界があるので、何かを犠牲にする政策が急務なはずです。が、今の選挙制度と政治家のモラルからは、何も変わらないんだろうなという失望を持っております。