女子校で理系大の教授が「出張授業」 広がる高大連携、背景とメリットは?
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探究学習に力を注ぐべくカリキュラム改革を行っている高校の経営者から悩みを聞きました。
「探究学習は短期的で目に見える効果を謳うことができない。中高一貫校など長期スパンでの教育であれば探究学習に当てられる時間を確保しやすいし、長期的な学びの意義を対外的に受け入れてもらいやすい。一方、大学受験を目前にした高校3年間だと、長期的で明らかな成果の見えにくい学習の意義を感じてもらうのが難しい」というものでした。
記事中の日能研グループ発行の中学受験情報誌「進学レーダー」の井上修編集長の話はその1つの答えになっているように思いました。
「今は中3から高1にかけて探究学習や研究活動に力を入れており、生徒はまず大学で何を専門にするかという興味から学部・学科を決めて、最後に大学を決めるようになっています」
自分の興味を軸に大学進学の専門を決める……そのことを可能にするのが、高校における探究学習の意義であると感じました。両者に多くのメリットがあると思います。
高校生からすれば、TAの大学生や大学院生がロールモデルになったり、または連携先の大学に入学したいというインセンティブも働くと思います。
また高校の教師も、より高度な教育の機会を生徒に提供できる点がメリットだと思います。
大学側は、多くあると思いますが、例えば大学生、院生にとっては教えることの楽しさであったり大切さを学べるいい機会になると思います。
実は以前いた大学でも、ゼミ活動の一環で大学生が出前授業を行っていました。準備や出張先の学校との連携も大学生が中心で行っていました。話し方ひとつとってもいい経験になりましたし、準備等はいい社会勉強になりました。学生にとっては非常にいい貴重な経験だったなと思います。仮に女性が従事しやすい医療系に進むことになったとしても,生物系の知識など派生または関連する知識があるので,非常に良い取り組みですね.地方でも色々進めてほしいです.良い大学は有名大だけではないので,その魅力をどんどん研究という形で広めてほしいです.
youtuberの学生に広報を頼ったりする大学も有りますが,本質は研究の良さと支援体制などだと思うので,生徒だけでなく体験を保護者にも伝わるような形で発信できるといいですね.