エアバス、史上最多500機の受注獲得-インドのインディゴから
コメント
注目のコメント
さっそくパリ航空ショーの最初の花火が打ち上がったような形となりました(パリ航空ショーは電子機器見本市のCESのような、航空業界における一大イベントとなっています)。
インディゴはエアインディアを超え、インド最大のシェアを抱えるLCCで、現在の運航規模はおよそ300機、さらに500機近いオーダーがすでにありますが、さらに今回500機のオーダーとなり、それもすべてエアバス機というエアバスにとっては上得意というような状態となりました(今回のオーダーの詳細はまだ明かされておらず、A320シリーズの中でも大型の機体が多いのか否か、エンジンメーカーは単一なのか複数なのかはまだ分かりません)。今年2月のエアインディアの起死回生をかけた大量発注も話題となりましたが、それを上回る規模でのオーダーとなっており、インディゴにとってエアインディアよりも前に出る作戦であると同時に、インドの航空市場の拡大がそれほど大きく見込まれるということの裏返しとなります。
すでに数日前からボーイングも737の増産に備えるという強気のコメントが出ており、今後数日でさらにエアバスとボーイングの受注合戦が熱を帯びることになりそうです。今回のパリ航空ショーでの、(フランス政府の)目玉といえる成果です。
IndiGoは、インドのLCC航空会社ですが、LCC需要が帰ってくる、ということでしょう。
高大な国土で鉄道網が未発達なインドでは、米国同様、都市間の航空移動が大きなマーケットをつくりだしています。
ウクライナ、欧米軍需企業の生産拠点誘致で協議
https://newspicks.com/news/8576836?ref=user_1125005インドのIndiGoは全世界のエアラインの1日の運行便数ランキングでは現在第8位です。(1,844便)
圧倒的1位は米国のアメリカン航空(5,251便)、その後4位までは米国のエアラインが独占(デルタ航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空)、5位にアイルランドのライアンエアー、6位から7位は中国東方航空、中国南方航空と続きます。
時の経過と共にアジアから西アジアと中東が巻き返すのでしょうか。その前により地球に優しい燃料と航空機の発展に期待したいです。