メタバースで「別世界を作る」日本と「現実世界を拡張する」アメリカ、メタバース観の違いを検討したMITの論文が公開
窓の杜
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コメント
注目のコメント
これは面白い比較ですね~
そもそもVitualバーチャルを「(実体はないが)実質的な」の意味の英語と、「仮想」としてしまう日本語で、違う発明品になってきた歴史もみると
日本はええじゃないかで現実という拘束具から完全に離脱した浮遊するデジタル世界を作れる凄さがあります。いわゆる「巨大な武具をぶんぶんふりまわす美少女」世界ですね。以前コメントしたことがあるのですが、学生と話してるときに「メタバースは現実から切り離された別人格で楽しめるからいいんであって、Facebookとかが実名の延長に作ろうとしているけど、その流れをこっちのメタバースには持ち込まないでほしい」と言っていたのが非常に印象的で、まさにここでの比較通りだなぁと思い出しました。
Twitterなんかも、匿名の複数アカウントで人格を切り替えながら楽しむ日本と、実名で情報発信のツールとして使う欧米、のような差があるように思うので、似たような構図かと思います。引用元はそれぞれ素晴らしいのですが、これだけ集めてしまうと日本ってすごい偏った技術利用をしている国みたいな印象になっちゃいますね。ただある意味で出版物というのは、出版社が市場がこういうの読みたい!と思いそうなものをチョイスして発売するものなので、日本の人々の知識需要の傾向としては参考になりそう。デジタルツイン、MR、メタバースは定義や技術や思想のベン図的にはかぶっているものの、それぞれ得意領域も違いますし、まさにみんな違ってみんな良い、という感じなので、他国の傾向を見て、この領域のテクノロジーやアウトプット全般の利活用事例を取り入れていければ吉だなと思います。