「ミキモト」の真珠養殖場で米紙記者が見た「世界一の真珠ができるまで」
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なかなか目にすることができない非常に貴重な真珠養殖の様子を知ることができる内容でした。
水産庁の統計によれば、全国の真珠養殖の年間生産量は、平成5年の70トン超から下落傾向が続いており、現在は20トン程度と言われています。
真珠養殖業を営む事業者は、三重のほかに愛媛などにもありますが、同じころに比べると7割近く減少しているそうで、安定生産はもちろん存続が懸念されます。
数が少ないほど価値が増していく宝石という特性からは望ましく思える点もありますが、気候変動による影響もあってのことで、決して理想的な状況ではありません。
水産庁も継続的に支援のための補助金を設けていますが、担い手の育成をはじめ、活性化のための一手が求められている状況です。地元が世界的に取り上げられているのはやはりうれしいです。
しかし、近年海洋の環境変化がすさまじく、海水温が3度ほど上がっていると聞きます。これは陸上では+9度に匹敵すると。三重県の海洋変化は気候変動、黒潮の蛇行、海の貧栄養化などが考えられています。養殖は環境変化をもろに食らいます。最近、アコヤ貝が大量死するなど問題も顕在化しており、データなどの学術的な知識を蓄積する必要があったり、様々な側面から真珠産業を見ていく必要があると思っています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60309400S0A610C2CN8000/真珠養殖場ではないが、三重県鳥羽市にミキモト真珠島があり、そこの博物館や記念館で、真珠の歴史や真珠ができるまでなどが展示されていてオススメ。
ちょうどこないだの春休みに伊勢・志摩に旅行したのだが、鳥羽水族館や伊勢神宮も近隣だし、ご飯も色々美味しい地域で、とても良かった!