「馬」という商品をどう換金?競馬ビジネスのリアル
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こんなニッチな回をやろうと決断してくれたNewsPicksのみなさん、ありがとうございます!
ユニークな切り口でおもしろかった一方で、ちょっと実感と違う部分もあって、われわれの情報発信不足を痛感しました。
ビジネスパーソンやメディアのみなさんにももっと魅力ある世界だと思ってもらえるように発信も実業も頑張っていくので、ぜひまた競馬を取り上げてください!
ちなみに……
JRAでは3歳夏までに1つも勝てなければ、実質的には出られるレースがなくなります。
なので、1歳夏のセリで馬を購入したら、まずはこの2年間が馬主がコミットする期間と考えるのが自然です。
JRA厩舎(トレセン)への入厩までは1日15,000円の牧場に預けたとして(これも高いほうです)月45万円。1歳8月〜2歳5月までとして10ヶ月。
2歳6月から3歳7月までトレセンにいて、ここを番組同様の月70万円として13ヶ月。
450万+910万=1360万円。
実際は入厩後もトレセンの外で過ごす時間も長いので、もっと安くなります。
さらに、JRAでは1出走あたり47万円の特別出走手当がつきます。3歳夏までに5回レースに出てJRA登録を抹消すれば、出走手当5回分235万円に加えて、抹消給付金190万円も出ます。
最後にJRA登録を抹消したあと、地方競馬の馬主向けにオークションに出すことができます。ここでざっくり100万円で売れるとしたら、
235+190+100=525万円程度はなにかしら戻ってくることになります。
となると、1360-525=835万円が馬主のマイナス分です。だいぶイメージが変わるのではないでしょうか。
これは、レースでまったく賞金を稼がなかったときのケース。8着以内に入ればさらに何かしらのお金が出ますし、逆に怪我等で獣医の世話になれば追加の費用がかかることもあります。保険や見舞金などさらに実際は複雑で正確な計算は難しいのですが、イメージをつかんでもらうための概算であればこのようなところではないでしょうか。今回はニシダおぼっちゃまの大好きな競馬業界ですが、、
見方によっては一攫千金を夢見れる世界ではなく?
資本力がものを言うガチガチのビジネスの世界であり、
レースのために意図的に強い子供を作る結構エグい世界かもしれません。
生産、育成、売却を一気通貫で行う「競馬業界のユニクロ」って?
競走馬の損益分岐点は〇〇〇〇万円?
是非覗き見してみてください。