米5月消費者物価4.0%上昇 11カ月連続で伸び鈍化
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原油価格が前年のバレル130ドルから70ドルまで下がった効果で全体物価を大きく押し下げました。しかしコアは前月比ではコンセンサス通りの0.4%、前年比ではコンセンサスより0.1%ポイント高い5.3%でした。全く安心して良い内容ではなく、年内の利下げ期待はほぼ完全に消えました。ただ、時間的な猶予は稼げると思います。今日のFOMCは据え置き、しかし、利上げ再開はありあると警告、の規定路線通りかと思います。ニュースヘッドラインで物価下ブレに飛び付いて上がった株価もプラス圏ながらだれて締まりの無い終わりでした。
米国CPIは市場予想通りの鈍化。前年同月比は4月+4.9%→5月+4.0%(予想+4.0%)。14日のFOMCでの利上げ見送りの可能性が高まった。ただ米国2年債の利回りは3月の3.80%から今は4.67%へと上昇してる。将来の利下げ期待は後退してるということ。利下げ期待の株高が起きると、FRBは警戒コメントを出す可能性があるが、今回は株高を容認するかも。
1年前は前年同月比8.6%も上がっていたものが4%に下がり、前月比の単純な年率換算でも3%程度まで下がっていますから、大分落ち着いて来たのは確かですが、3月は前月比年率4%だったものが4月は大きく上げて5月はまた3%に下がった感じです。
更なる利上げでオーバーキルを起こすことなく軟着陸して欲しいところではありますが、2%のインフレ目標には未だ遠く、油断すればぶり返さないとも限りません。 インフレ初期の判断を誤って強烈なインフレを招いたFRBにとって、どこで利上げを打ち止めするか、まだまだ悩ましいところじゃないのかな・・・ (・・;