FRB当局者、賃金と物価の関係を再考-利上げ一時停止の論拠に
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オイルショックとベトナム戦争に起因するかつてのインフレもそうでしたが、資源価格の上昇や供給制約によるインフレが賃上げ要求を生み、物価と賃金の追いかけっこが始まるのが通例だろうことは感覚的に分かります。物価の上昇圧力が弱まれば賃上げ要求も収まります。そういう意味で「賃金の伸びはインフレや、将来のインフレ期待に追随する傾向がある」というのはその通りでしょう、たぶん。そういう意味で、労働市場を過度に冷やして賃金を下げてインフレを抑えるというのは、インフレ心理を解消する上で必ずしも効率的な方法でないかもしれません。とはいえ何故ここでこうした見方が急に広がって来たものか・・・
今月のFOMCで利上げを一旦休止して様子を見るのはほぼ規定路線として、7月の再利上げを強く念頭に置くタカ派の面々を説得する材料がパウエル議長を始めハト派と中立派にとって必要な状況になっているんじゃないのかな (・・?
一旦火が付いたインフレ心理を収める道筋は然程に難しい。軟着陸を目指すFRBの難しい舵取りが続きそう (・・;