ル・マン24時間、握手してあいさつをしたトヨタ自動車 豊田章男会長とアスリートとして手を握れなかったモリゾウ選手
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ル・マンのレギュレーションをめぐるやり取りが記されていますが、トヨタ会長としての章男氏と1レーサー(アスリート)としてのモリゾウ氏のアクションの対比が印象に残りました。
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邪推だが、個人の思いだけでなく、個人の行動が周りに及ぼす影響も思慮した行動だったように思う。
東京オリンピックのいざこざを見て、これはもはやスポーツではなく、スポーツというビークルを使ったポリティクスだと、辟易とした人も少なくないと思われる。
個人的にも、F1が新興国での開催によりレース数が増える一方、先進国での伝統的サーキットのレースがどんどんカレンダーから落ちる状況を見て、モータースポーツにもポリティクスやビジネスへの偏重を強く感じる。
そのような危機感を、長年大切にしてきたモータースポーツに対しても感じている中で、「大人の振る舞い」と「個人の思いと周りへの影響も含む思慮深い言動」というバランスが、このような握手の使い分けに繋がったのではないか。
もちろん、スポーツにもポリティクスは当然必要であり、ゼロイチの話ではない。
ただ、著しくフェアネスを欠くポリティクス偏重になってしまう(そのように見えるようになる)と、そもそもイベントの意味がなくなってしまう。
そういう意味でも、重要な投げかけを含んでいるように感じる。Le Mans 24hのルールにないBoP(性能調整)に関する豊田章男さんの対応についての記事。若い頃からレースを知ろうとして修行されたモリゾーとしての側面と、トヨタの会長としての側面をもちあわせ、正しく行動しかつ表明する姿。ホントに素晴らしい。