スタバがインドで低価格戦術、拡大市場で競争激化
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インドのバンガロールに住んでおり、よくスターバックスに行きます。
「低価格戦術」とありますが、低価格の商品「も」あるという感じで、例えば、この前飲んだこのスタバの季節限定ドリンク(たしか)は425Rs(約700円)と日本基準から考えても安くはない価格だったりします。
https://twitter.com/takiyori0608/status/1660610847528603648
全部を安くしているわけではなく、低価格の商品も用意し裾野を広げているという印象です。一般的にインドはティーカントリーと言われますが、南インド(バンガロール、チェンナイ)では、コーヒーの産地である事から、コーヒーを飲む人も増えます。こう言った地域でも、チコリー入りのコーヒーを飲む事が一般的です。飲み方も、フィルターコーヒーと呼ばれる、エスプレッソ的なとっても濃いコーヒーを甘いミルクで割った飲み方が主流です。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Indian_filter_coffee
そう言った点で、スタバにしても、記事内のサードウェーブにしても、欧米流のコーヒーというより、他所行きのコーヒーという感じです。
さて、値段という点だと、一般消費者にとって、そもそもカフェでお茶をするのが相当な高額出費です。一般的な人は、お茶をするというと、食堂的なレストランで、20円から40円くらいで上のフィルターコーヒーを飲むような感じでしょうか。30mlくらいの小さなサイズを飲むのが一般的なので、コーヒーやティーの消費方法として、トールはデカすぎみたいなのもあります。低価格戦略というより、平均の所得が低い国で小型サイズのコーヒーをサイズ分安位値段で販売して、それが低価格戦略かというと、なんとも言えないところ。
コーヒーの消費量はこれからもインドは確実に増えるでしょうし、トライアンドエラーの中で、いいんでないでしょうかね。今のところは、社会の上澄みみたいな人たちがこう言ったカフェで食事をしている感じでしょうが、これからその層も増えていくでしょうし。グローバル企業が様々な国で直面する課題。激しい競争はもちろん、その土地にあった色を出せるかとマーケティングが重要かと思います。
日本の場合、少々乱暴な言い方ではありますが
日本初!とか海外で人気!といってすぐに飛びつくアーリーアダプターの中からどれくらいリピーターを増やすか、そのマーケティングが重要なのかなと思っています。
ただ一点、グローバル化によって画一化が進むのでは面白くないので、たとえ進出したとしても地域性がでる、地域に根ざし内発的発展を促せるものであってほしいなと思います。