AI企業のコヒア、2.7億ドル調達-オラクルやエヌビディアなどから
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コヒア(Cohere)は、ChatGPTを展開するOpenAIの競合に位置付けられることもあるスタートアップの一つで、言語生成を含む自然言語処理を専門領域とする企業です。
とくに企業を対象としたエンタープライズ向けのAI開発を得意としていて、今回の出資元であるNVIDIA、Oracle、Salesforceなどの名を見ても、法人向けのLLM(大規模言語モデル)の利活用を促進させる目的が想像されます。
現状のLLMはビジネス活用を考えると、精度、スピードの壁に加えて、安全面・権利侵害面でのリスクがあり、その活用範囲には限界があるのが現状です。今回の調達によって、より実用に適ったツールの登場が期待されるところです。
※生成AIスタートアップの整理については、こちらのトピックスでも紹介されています。
https://newspicks.com/topics/coffee-break-startup/posts/54/Cohereは企業向け用途のLLMを提供するAIスタートアップ。LLMで億ドル単位の調達できるのがスゴい。
これからは文書管理DBとセットで各社独自のLLMを配備する時代が来ることを感じさせます。ナレッジマネジメントにはもちろん、ビジネスプロセスの生産性向上にも不可欠になりそうです。さらにはビジネス自体の競争力の源泉としても認識が進んできたと感じさせます。CohereはOpenAI、Anthropicに並んでLLMを開発する注目スタートアップ。
Laboroの和田さんもコメントして下さっている通り、法人向けのLLMの開発が得意なので、またOpenAIやAnthropicとは違った路線で生成AI周りを盛り上げてくれそうで期待しています。