「生成AI、著作権侵害のおそれ」知的財産保護へ方策を検討…政府原案に明記
読売新聞
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コメント
注目のコメント
現時点では「方策を検討」「論点を整理」など議論の方向性を示したに留まっているので、スタートラインに立ったというところだと思います。
比屋根さんもコメントで触れられていますが、学習のみを規制の対象とすると、主としてChatGPTなど海外発の学習済みモデルを利用するケースが多い現状を考えると、その対象は限定的になると思われます。
日本企業が独自でAIモデルを開発する際のみならず、それらを使って結果を出力させることをどう扱うか、またその出力を商用・非商用のそれぞれの観点でどう捉えるか、今後、各フェースごとの詳細な議論が望まれます。
全てを規制するということではなく、日本の良い意味で緩和的な環境と、権利保護が両立するようなルール策定に向けた検討を期待したいです。一番気になるのが、生成AIが学習したことだけで依拠性が成立するか。これを認めるとせっかくの例外規定が活きません。
もう一つは、公開サイト全体の学習が、「著作権者の利益を不当に害する場合」に当たるか。典型的にはメディアのサイトです。日本語能力を上げるには欠かせないからです。一方でサイト全体の内容まで学習するので、サイト流入が減って「不当に害」と見ることもできます。AIにメチャ問題があるから方策を検討することにした、的な記事ですが、違います。知財本部では世界に先駆け7年前から今の事態を予期してAIの扱いを審議し、利用・開発促進に向け著作権法も改正しました。今般の計画案は、その事態が予測以上に早く到来したことを受け、従来の指摘どおり、具体事例に即して対応することを確認しているものです。