グループディスカッションは“就活生大喜利”ではない。真の対策
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グループディスカッションの対策は、就活の中でも人数がいないと練習すらできないもの。それゆえにハードル高く思われがちです。苦手意識を持つひとも多いものですが、実際に企業の採用コンサルなどで選考の現場に立ち会ってみると、エントリーシートや面接ではわからなかった一人一人の「素」の魅力がとてもよくわかりました。
就職活動と身構えると「自分はこうあるべき、こう発言すべき」と言うシナリオを描き、そのシナリオ通りに演じきることで内定を得ようとする人がいます。でも、それよりも自然体で自分の姿を知ってもらったほうが、働きやすい会社と出会えるはず。
特に、グループディスカッションでは「アイデア大喜利に強い人こそが最強」と思われがちですが、そうではないということを伝えたくて、この記事を書きました。
注目のコメント
評価者をしていたことがありますが、アイデアは評価の対象外でした。アイデア勝負ならグループでディスカッションする意味がありません。
テーマと参加者に対してどのような姿勢で望むのか、ディスカッションの過程を重視します。
まとめ役が有利ということは全くなく、議論の流れをみながらどのような役回り、立回りができるのかを見ていました。
それ故に、準備も対策もしにくいのですが、自分がその場に出せる最大の貢献を考えられれば十分です(それとて難しいのですが…)。何か貢献できることはないかと一生懸命に考えて行動できることが大切です。就活のグループディスカッションに限らず、会社で日々ひらかれているミーティングでも、あとから「頭が真っ白になってしまって」「うまく考えをまとめられなくって」...と漏らす声を聞くことがあります。
もしかすると、内心、「他の人のように気の利いたことを言わなければ」「新しい企画アイデアを出さないと」と焦っているのかもしれません。IPPONグランプリのように「大喜利プレッシャー」を感じているというわけです。
リードする人のほかにも、フォロワーや批判的にみる人、オブザーバーも実は必要で重要な役割をするのが会議だと、MBA留学のリーダーシップ講義で学びました。私も英語ディスカッションで「頭が真っ白」という緊張状態がよくありましたが、このセオリーを学んでからは少し冷静になりました。
自戒を込めて、自分の役目や立ち回りを臨機応変に。そうすれば何を言おうか、だけでなく、ちゃんと聞こうか、にも気が回せて、ときに考えも深まります。