マイナ保険証導入の開業医、7割がトラブル経験…患者情報表示されず・別人の情報表示も
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注目のコメント
こういうものは、記事の見出しだけ見て脊髄反射的な反応をすべきではありません。
調査は、「いつ」、「誰が」、「どういう形で」おこなったかをまず確認すべきで、今回埼玉県の保険医協会が行った調査の母集団は、開業医3426人。そのうち193人(5.6%)しかこのアンケートに回答していないというファクトをまず、テイクノートして記事を読むべきです。普通に考えれば、この「5%」は、過去になんらかのオペレーション上のトラブルを経験して、システムに不満を持っている層だろうと思います。
新しいシステムに関するこういう調査は、3ヶ月か半年に一度アンケートを行ってトラブルが増えたか?、または利便性が向上したか、などのモニタリングの形式で行うべきで、デジタル庁はそういう仕事をしているはずです。AppleのiOSのバージョンアップは、そういう形の代表例です。
マイナ保険証のユーザーとして言わせていただくと、医療機関の現場のオペレーション(機器の操作性を含めて)も、健康保険証とマイナンバーカードをリンクするデジタル庁のアプリ(マイナポイントアプリ)も、初期からは見違えるくらい良くなっています。
今回のアンケートも、「過去に」というのでなく「過去のいつ」の「どんな」トラブルで、それは今も続いているのか、解消されたのかという情報がないと、なんらかの理由で「マイナ保険証」に反対する運動をしている一部の人たちのポジショントークを記事にしている、と言われても反論できないと私は思う。マイナ保険証の問題性はありますが、回収率が5.6%のアンケートのうちの7割が問題があったとされても正直全く使えないデータであって、どれだけ埼玉県保健医協会が開業医になめられているのかがわかるアンケートに...