「闇堕ち」する精神科医も…寄り添うほど儲からない悲しき構造
コメント
注目のコメント
これは本当に大きな問題です。
私もメンタルケアをやりますが、丁寧に診療をすればするほどお金にはなりませんが、患者は良くなっていきます。患者を良くしているのにお金にはつながらないという事は、良い診療は普及しないという事です。
メンタルケアに関わらず、日本の医療界でビジネス視点を持つと、優れた医師であればあるほど診療報酬はもらえず、検査を一杯して、薬を一杯処方して、患者をいかに早く診終えるかが重要になります。
メンタルクリニックなんかでは、患者の話を聞かずに薬を出し続ける医療機関が最も儲かります。
アメリカでは医療機関に支払われる金額が事前に決まっていて、その医療機関に受診する患者数が少ければ少ないほど儲かるという仕組みもあるようです。悪い診療をすれば患者数は増えますし、良い診療を最低限の医療資源で達成することが求められます。
日本の医療体制はとても優れていると評価される一方、実は良い医療が根付かない仕組みになっているのです。日本の医療はどの医師に診察してもらっても費用が一緒。つまり研修上がりたてであっても日本のトップレベルの医師であっても変わらないわけです。
1日24時間は誰でも同じ。1日に診察できる患者さんの数にも限界があるので自己研鑽しててもしなくても給料は変わらないわけです。
使命感で頑張っている医師はいずれ疲弊します。
個人の努力や専門性が評価される形にならないと「闇落ち」する医師が出てくるのをとめられないと思います。今回は業界研究であまり扱われない「メンタルクリニック業界」を覗き見。
掘れば掘るほど闇深い業界でした。
「精神科医が警鐘を鳴らす悪徳な自由診療」「怪しい治療に手を染める医者」「効率最重視のコンビニ的なクリニック」など。
業界構造的に闇深くならざるを得ない面もありつつ。
是非覗き見してみてください。