【日経平均3万円】巨大投資家が買ったホシザキとニデック
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注目のコメント
記事の中にある世界の時価総額の国別の構成のグラフが印象的で、アメリカが59%と圧倒的すぎるという点と、日本が2位であるという点
GDPと同様にとっくに中国に抜かれて大きな差がついているのかと思ってました
と思って別記事を調べてみると、こちらではイメージ通りの数字でアメリカが42%、中国は香港も含めて16%、日本が6%とのこと
https://zuuonline.com/channels/toyoshoken/230693
この記事のグラフの「中国」の定義がおかしいんでしょうかね
引用した記事は2年前の数字ではありますが、2年で4分の1になった、というわけでもないでしょうしMSCI日本株シェアは6%ですか。ちなみにこの指数は単純なすべての上場企業の時価総額の割合ではなく、ガバナンスの観点などの最低限の条件を満たした投資できる企業の時価総額割合です。世界の機関投資家はこのベンチマークに勝つために、この指数に対してどこをたくさん持ち(オーバーウェイト)、どこを持たないか(アンダーウェイト)を決めます。
5年ぶりに見た数値ですがジワジワ下がってますね。日本株がオーバーウェイトされるのは難しいでしょう。世界的な競争力落ちていることを本当に感じます。最初から世界で戦う前提の組織設計をしないと、東証上場=世界のお金の9割以上にアプローチできないことと同義で、より変革を加速させないといけませんね。
“国内は市場が伸びず、海外では、一般的には日本企業の競争力が落ちています。自動車やテック企業はそうだし、製造業も中国に負けている業界が多い。
投資家が日本株をオーバーウェートするのは、「日本株を持っていないと指数に負けてしまう」という状況になった時です。”投資先の「構造的に成長する会社」と「経営に改善余地がある会社」について、両方ともあくまでも「それが期待される」というのがポイント。
未来は分からない。だから企業との対話を含めた定性・定量の分析を通じて「Bet・リスクテイク」をする。
まだ構造的に成長していなかったり経営が改善されていない会社を、他の人より先に見つけて投資して、それが実現されればリターンを得られる。またすでに構造的に成長していたり経営が改善し始めている会社が、市場期待を上回るペースや期間で実現できればリターンとなる。
ただ、当然ながらほとんどの企業は成長したい、改善したいと、基本的には思っている。でもだからといって実現されるわけではなく、またその実現が市場期待を規模や持続性で上回らなければ、リターンにならない。
それが実現されないと、特に既に成長や改善の期待がされていた企業はしっぺ返しを食らう。みんなが業績やマクロ要因含めて「良い会社かも」と認知した後に飛び乗って、実際はたまたまだったという形で裏切られるパターンが一番ロスを食らう。
期待値の一致、それから掲げた方針・戦略と実績の蓄積が、結局は重要だと思っている。そうすれば同業他社対比では勝ちやすい。
そのうえで、それを原資として一定のリスクテイクをして、成長率を上げる。もしくは安定収益や過去の蓄積を使って株主還元を含めた資本効率の改善。
なお、占部さんがコメントされている構成比の記事との差については、どの指数かというのと指数の作り方が背景だと思う。
MSCIの指数は先進国(World)と新興国(Emerging)、あとフロンティアの3つに地域で分かれる。香港企業は先進国に入るのだが、中国企業(上海・シンセンの本土上場だけでなく香港上場含む)は新興国。下記のMSCI ACWIと呼ばれる先進国・新興国両方を含む指数で構成比を見ると香港企業が0.73%、中国企業が3.26%と5倍弱。あと、ピュアに時価総額だけの構成比ではなく、流動性なども含めて指数構成比が計算される影響もある。
あとは、2021年に比べて指数で大きい中国テック大手が大幅に下落。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239600/ishares-msci-acwi-etf#holdings