就職や転職の面接で「深い発言」ができる受験者は何が違う?面接官が本当に知りたいこと
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あなたの「なぜ」を知りたいことに気づいていないとしたら、あなたも相手に興味がない、ということ
これは「想像力」の話かなと個人的には捉えました。面接で知りたいことのひとつは、もしくは大部分は、この人はどんな人なんだろう、ということです。どんな時に何を感じて、何を思って、何を大切にしている人なのか。難しい場面に出会ったときに、どんな考え方をして、どんな行動を、どのようにする人なのか。
なので、それが伝わるように、自分の思うことに、なぜ、を伝えて発言する。それをこの記事では「深い発言」と表現していると受け止めました。
そして、それに気づけない人は、おそらく、その企業にそもそも興味の無い人なのではないかなとも思います。本当に興味があれば、相手に対して、なんでこんな事業してるんだろう?どんな気持ちでこの取り組みをしているんだろう?なんでこの面接官の人はこの会社に入っただろう?と、目の前の会社に関わる色々な部分に「なぜ」が浮かぶと思うのです。だからこそ、自分にも、なぜ、が問われていると想像するに至るのではないでしょうか。
注目のコメント
本旨とずれますが、面接が「大喜利大会」から「スキル・経験確認」の場になることを願ってます。「あなたを動物に例えると?」みたいな質問に対して「深い発言」ができても、仕事でパフォーマンスは出ないと思ってる派です。個人的には、キャリア採用の場でも大喜利大会ばかりやるような求人は、辞退したほうがミスマッチにならないと感じてます。
この記事の主旨に通じるのかもしれませんが、ワタシが面接で深く知りたかったことは、結局「あなたを動かす根底にあるものは何か」。行動特性、俗に言う「コンピテンシー」なのでしょうか。
頑張った、では、なぜ頑張れたのか。他人に負けたくないからという「競争意欲」なのか、それとも、ありがとう!と言われたい「感謝欲」なのか。または、やり遂げなければ気が済まない「切迫性」「責任感」なのか。ここは当然、ヒトに依って違う。そして、転職/就職面接であるが故に大切なことは、そのヒトのそれが、ウチの組織・職場に、今回の職務・ポジションに、あのチームに合っているかどうかを見極めることだと思います。
加えて、その「行動特性」を本人がどれぐらい自覚しているか。事実を持って語れるレベルにあるかどうか。これも「再現性」という観点で重視していました。
と、こう考えると、当然「雇う側」は深掘る目的で有る「求める特性」みたいなものを明確にしておく必要があり、候補者側は「自身の特性」をセルフ問い掛けで、且つ事実ベースでクリアにしておくといいんじゃないかなーと感じます。確かに過去の経験がそのまま、まるっと転職先で転用出来るわけでないから、企業としては「私たちの会社でも再現可能性があるものはなんですか?」と聞きたいのかと思います。再現可能性があるものといえば、やはりその求職者の方の考え方そのものにあるはずですよね。
面接では自分をアピールすることに必死になりがちですが、常に面接官はこの質問から一体何を聞きたいのだろう、と冷静に分析し、相手が聞きたい形の回答を心がけるのはとても大切だと思います。嘘をつく必要はないですが、答え方を工夫する器用さは面接でもその後の仕事の上でも大事かと。