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アステラスが「8000億円買収」に動いた切実な背景

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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    大企業は新薬開発のリスクを回避するメリットがあり、買収される側は、大企業の販売網を使えるというメリットがあります。

    買収金額の規模は年々大きくなっていますが、成長産業であればそれは当然のことかもしれません。医薬品の領域も同様に年々インフレが起きております。

    新薬開発は宝探しの様で、成功するかどうかわからない側面もあり、企業のリスクも考えると仕方ないのかもしれません。しかし、高い薬であればあるほど使える人は限られますので、作られた恩恵を得られる人は少なくなると思います。


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    専修大学 商学部教授

    製薬企業のビジネスは、
    (1) 開発費用が莫大
    (2) 開発期間が極めて長期
    (3) 成功すれば販売額が大きい、特定の領域ごとにトップに位置付けられる製品が独占ないしトップ3製品程度が寡占
    (4) 特許期間が過ぎれば模倣品がでてきてこれと競争しなければならなくなり、オリジネーターの製品寿命は終わり利益は激減する
    (5) 特許が残存していても、0.001~0.0001%以下(10万~100万分の1以下)の頻度の副作用は開発中や販売中でさえもわからないことが多くあり、致死的や遺伝的に影響するものであれば(患者も不幸ですが)製薬企業は商品を失うことがある(使用した場合の効用とのバランスによってケースバイケース)
    という特徴を有します。

    アステラス製薬の現況も、上記のモデルのすべてに当てはまっています。具体的には前立腺がん治療薬「イクスタンジ」への全社売上高の約4割までもの依存と、2027年の特許切れにより、その後ジェネリックが発売され現在の売上約6600億円を失う可能性が高いことです。ですから、自社でこの金額を補える開発品がなければ、「高くても買収」を探るのは不自然ではありませんが、それでもそれが良いかどうかはコスパの程度によります。一方「程度」を確実に知る方法はありません。

    医薬品の研究開発では、基礎研究に関しては極めて高額な費用が掛かることから、近年はグローバル大手企業でさえ内製化を縮小し、外部からの導入を進める企業が増えました。その結果、皮肉にも製品獲得や企業買収の費用は極端に高騰しています。

    そのため、製薬企業の買収金額として「兆円」単位の買収も珍しくなくなりました。このような状況が続けば、ひょっとすると今後は逆行し、再び内製化に舵を切る機運が高まり、研究要員の獲得が盛んになるかもしれません。この流れには前例があり1900~1950年頃によく見られました。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    記事内で紹介されている加齢黄斑変性とは、読んで字の如く、加齢に伴って網膜の中心部にある黄斑という場所の変化が起こり、視力が低下する病気です。

    紫外線や喫煙、生活習慣なども発症に影響するため、予防として紫外線を避けることや禁煙、バランスのとれた食生活や運動などが予防につながると考えられています。

    加齢に伴って生じるため、高齢化とともに増加傾向をとることが予想される病気です。その治療薬を開発する企業が買収先となっているというニュースです。


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