ディープテックスタートアップの聖地を目指すつくば、世界的拠点形成に挑戦
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まず1つ目の創出では、大学や研究所などの共同研究の促進、優れた研究シーズの発掘と事業化、起業支援金の提供を行っている。大森氏は「各研究室が発表している論文を専門家が精査して、可能性のある研究や技術に積極的にアプローチし、共同研究の促進や事業化などにつなげています」と述べる。
2つ目の育成では、オフィス提供や海外展開の支援、資金調達支援などを積極的に行っている。「特にディープテックスタートアップは急激な成長が見込まれる分野なので、最初から海外展開を視野に入れた支援体制作りに力を入れています」(大森氏)。
そして3つ目の拠点作りの核になっているのが、2020年の2月に設立した「つくばスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム(以下、つくばコンソ)」と、同年からつくば市で月に1回開催しているイベント「TSUKUBA CONNECT」である。大森氏は「つくばコンソは、自治体、大学/研究機関、そして企業や金融機関などの民間支援組織が一体となった、産学官金連携によるネットワークです。スタートアップの支援を軸に関係機関それぞれに利する共同体を目指しています。また、TSUKUBA CONNECTは毎回さまざまなテーマでプログラムを展開しています。国内外の多様な人材の交流により、新たな事業展開や投資の呼び込みなどを促進し、世界的拠点の形成を図る上で重要な取り組みになっています」と強調する。