米、6月前半にも「デフォルトの重大リスク」直面=議会予算局
コメント
注目のコメント
「トップが再協議するほどの進展はまだない」 (@@。
裏を返せば、トップ同士が再協議して合意しても、共に党内を説得するだけの指導力を持ちえないということでしょう。予算案を司る下院で多数を握る共和党は強硬なフリーダムコーカスが力を持ってマッカーシー下院議長の立場は弱そうですし、民主党が僅かに多数を握る上院も大きな政府どころか社会主義的な政策さえも志向する左派がバイデン大統領に反発しかねませんからね・・・
2017年夏の交渉で身内の共和党の反発に手を焼いたトランプ前大統領が民主党案を丸のみして世間を驚かせ共和党を慌てさせたことがありましたが、共和党が下院を通した法案はバイデン大統領の思いを悉く潰すものだけに、バイデン大統領自身が共和党に対してたぶん頑なでしょうからそうした奇策もあり得ません。
いくらなんでも米国債をデフォルトさせるようなことは無いと思いますが、そこまで行かなくとも、リセッションが懸念されるなか、政府機関が閉鎖されるといったことにでもなれば大変です。スタッフ間の交渉が進んでいると伝えられますが、早く世界を安心させて欲しいもの。強権主義諸国の指導者が、ほくそ笑みつつ眺めているような気がします。(・・;デフォルトすることはないと思いますが、アメリカは議会の権限が強いので国債発行するにも第1党である共和党を納得させる必要があります。
しかも、共和党の中でも強硬派と穏健派の対立、次期大統領候補をどうするのか、など党内、党外も含めて完全に政治的な駆け引きの道具になってますよね。これほど国益を無視した駆け引きもないでしょうこれまでも債務上限引き上げは政治的駆け引きの「人質」となってきたが、今回はマッカーシー下院議長が15回の投票を経て、共和党の最右派と妥協し、もし最右派のいうことを聞かなければ議長の座を引きずり降ろされるという脅迫を受けているのが違う。財政上のキューバ危機。