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北海道新幹線「羊蹄トンネル」、強度不足の可能性…熊谷組がコンクリート試験で虚偽報告

読売新聞
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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    正しさを追求し始めるとコストは際限なく上がり続け、とは言え大規模で安全性も妥協できない施設では万一のいい加減さもは許されないのも事実だし、難しいですよね…。

    札幌の高層ビルの件もそうですが、最近建設工事の細かな検査の不手際が発覚することで、計画全体の信頼性にまで波及するケースが目につきます。人の命や社会インフラを扱う施設にずさんな管理や安全面での不適切さがあってはならない事は言うまでもありませんが、とは言え(今回のケースがどの程度の重要度や許容値の中のことなのかが分からないので何とも言えませんが)ありとあらゆる細かい事象をすべて全体に結びつけていては、とても現実的にこうしたスケールのプロジェクトは扱えません。

    施工会社が昭和的などんぶり勘定での管理体制を見直し、デジタル技術を駆使したより効率的なシステムに移行する努力を必要としている事はもちろんですが、一般論としてこれだけの規模の施設の施工や管理には、ある程度の冗長性が組み込まれていることを前提にして議論をする必要があります。スケールの違いを前提にせず、異なる事象や個別の正しさを無批判かつ短絡的につないでしまう事は、無駄な社会コストを劇的に増加させかねません。

    山崎豊子さんの「大地の子」に、日本の製鉄会社が中国に技術移転をしていく過程の描写で、巨大な機械にほんの小さな機械の削りカスが1つ入っていたことで大問題になる場面が描写されています。もちろんこれは小説の中の話ですが、いかに規約やがあるとは言え、現実的なバランスも都度考えていく姿勢がいかに大事かが痛感される場面にもなっています。

    建築や土木の構造計算やシステム、施工過程には当然ながら十分以上の冗長性が加味されていて、ある程度の細かな齟齬は(システムの規模上どうやってもある程度は生じてしまうことを前提に)吸収できるようになっています。もちろん今回の内容がその範囲を超えないか、今後同様のミスが起きないかの分析は不可欠ですが、同時に冷静なシステマチックな検証をしてほしいなとも思います。ローカルの正義の過剰な適用は、グローバルの価値や調整能力を殺しがちです。


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    C+E建築設計事務所 代表

    昔、私が建築現場で施工図書きとして入っていた時、現場の事を叩き込んでくれた、師匠的な方がいました。
    施工管理の人材不足を感じて、その方が下記のような事を呟いていたのを思い出しました。
    「姉歯氏は、優秀だよ。不正を不正とわかってやってるんだから。最近の管理者は、何が良いか悪いかわからずに判断するんだよ。怖くてみていられない。」
    札幌の建て直しでも担当者は、大丈夫だと思ったと答えていたかと思います。
    今回は建設工事なので、建築とは少し状況が違うかもしれませんが、管理側の人材不足はあるかと思います。
    この弊害で、チェック機能が疎かになっているように感じるのですが、簡単にテックで代用もできるようにも思えません。
    正直、簡単に解決できない問題だと思います。
    https://newspicks.com/news/8333187

    追記
    以前、一級建築士の施工講師をしていたのですが、受講生から「うちやの現場ではそんな事していない」と言われる事がありました。いやそれ…


  • Emerson Engineer

    私は土木ではないですが、プラントエンジニアとして建設に携わる身としては、そもそも検査のあり方が現実ではないというか、現場の邪魔をしているというか…そういう思いがあります。検査が導入された経緯や目的は理解出来るのですが、一度導入された検査はブラッシュアップされてより良くなるわけではなく、形式化され形骸化していき、検査のための検査のようになっていき、コストの増大に繋がっています。

    なんとかならないのでしょうか…


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