【直伝】コンサルとクリエイティブを横断する「5つの力」
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今日のテーマの一つは、制約の中でいかにしてコンセプトを導くか。
ちなみに、今回の特集タイトル(≒コンセプト)は、「経営をデザインする」。だたし、GW期間中。「勉強チックな特集は読みたくない」と討ち死(読まれない)の懸念がありました。
メンバーにも相談。「やはりライトな内容を読みたい」という本音をもらいつつ、「最近の特集で経営のテーマが少ないから、GWでも行けるのでは」という意見も。
私の本望としては、「デザインの話と経営戦略の話」というコンテンツのコアは失いたくない。
その葛藤を例えると、食べやすいが、どうしてもビタミンが減る料理と、若干生野菜感がある(硬派だ)がビタミン豊富な料理、どちらを取るかのジレンマです。
皆さんの意見を聞き、最終的にはコンテンツのコアである硬派な内容は維持しつつ、写真を多めにしてトーンは春とGWらしく明るめ。通例に反して、かなりの数の写真を挿入しました。文体も「ですます調」。
こうして、硬派な内容(ロジック的)と柔らかいという「水と油」をあえて混ぜる「ロジやわ(軟)」路線で行きました。
これが今回登場する西澤明洋さんのインタビューにも出てくる、与条件の整理と、前提条件を疑うことのなのかなと。日々、試行錯誤をしています。
皆さんの日々の仕事でも、与条件という制約があることの葛藤、そしてその制約を「解いた」際の喜びがあるのではないかと思います。めちゃくちゃ勉強になる内容でした。私は建築ではなく、ランドスケープや都市計画の選考出身ですが、この領域でも成果を出している研究者や専門家・専門チームは、記事内にある"MCC"ができている方だったなぁと思います。コンテンツだけ優れていても、マネジメントとコミュニケーションがおざなりになっているとそもそもコンペで負ける印象です。
本題とずれますが、この"MCC"の話をみて、この10年戦略コンサルファームがデザインを重視するケースが増えたことを思い出しました。マッキンゼー社がデザインコンサルファームのLUNAR社を、アクセンチュア社がデザインスタジオのFjord社を傘下にするなど。
マッキンゼーのデザイン部門のページをみると「Growth by Design」と大々的にトップに書かれていますが、デザインにより企業や事業成長の実現ができるというファクトデータが増えたことが起因してそうです。デザインやクリエーションは、いつでも身近の生活に取り入れられるので、楽しいし面白いなと思います。例えば、「どのようなライフスタイルにしたいのか?」という問いも、一人ひとりのbeing=あり方がまずスタートであり、企業でいう経営指針やビジョン・パーパスに値します。
そして、自分のあり方(being)に沿って、次はdoing=行動であり、両方を反映するのがライフスタイル。そして、ライフスタイルの一つの表現が、唯一無二の自分の暮らしの空間であるおうちです。おうちの家具などどのようなデザインやレイアウトが一番自分らしく、落ち着くかを突き詰めていくと、ワクワクしてきます。
デザインやクリエーションは、誰もが取り入れられる自分を表現する術ですね。