スタンフォード大「AI Index」レポート2023年版が公開 AIトレンドがまるわかり
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10の注目ポイントは、大きなトレンドが網羅的にまとまっていますね。しかし、この2023年版のレポートは、調査対象が2022年までで、ChatGPTが登場した2022年末以降が含まれていないことを念頭に置くべきでしょう。
①産業界は学会よりも先行
②従来のベンチマークでは計測できない
③AIは環境に役立ち、かつ害を及ぼしている
④世界最高の新人科学者はAIか
⑤AIの悪用に関する事件が急増
⑥AI関連の専門スキルに対する需要が米国のほぼすべての産業分野で高まる
⑦過去10年間で初めて、AIへの民間投資額が前年比で減少
⑧AI導入企業の割合が頭打ちになる一方で、AIを導入している企業が引き続き優位に
⑨AIに対する政策立案者の関心が高まる
⑩AIの製品やサービスに対して最もポジティブに感じている国は中国とてもわかりやすくまとまっていますね!
別の記事で(フェイクの画像や動画がいくらでも生成できるので)もはや何が本当の情報かわからなくなってきているというのを読みましたが、この記事にもあった悪用をどう止めるかということもかなり喫緊の課題のような気がします。
どの業界においてもAI関連のスキルや知見が求められてくるとのことですが、これも実感しています。
情報の正誤判断やさまざまなAIツールのうまい使い方を身につけられるかが鍵ですが、仮に身につけられなかった人がいる場合これまでの技術よりも格差がとんでもないことになるような気もします。10は意外ですが、ほぼ全てにおいて、Chat GPTによりこのトレンドの潮流が強くなっているのではないかと思います。
特に①は、企業のAI導入が進んでいることを考えると、この通りかと思います。
このトレンドが悪い方向へ悪い方向へシフトしないように、ルールや枠組みを立てて、
AI技術の進化を正しく導くことが必要だろうと改めて思いました。