画像生成AI「Stable Diffusion」の上位モデル「XL」登場、より短い呪文で描写的なイメージを生成
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「パラメーター」が増えるほどより複雑な計算処理が可能になることを意味します。
記事によればSDXLのパラメーター数は「従来モデルの9億と比較して2.5倍も多い23億」とのこと。9億でも凄まじいパラメーターで、少し前にその凄さを実感したところですが、SDXLはさらにその上を行くようです。
パラメーターとは、AIの根幹である処理ネットワークの層の深さとほぼ同義です。それぞれの層は単一の計算処理をするため、層が深ければ深いほど、パラメーターが多ければ多いほど、より膨大で、緻密な結果を出力することが可能になります。
もちろんその分だけ計算負荷が高くなるわけですが、NVIDIA社などによるGPU(処理プロセッサ)の革新により、こうした計算処理も可能になってきました。
近年、パラメーターが130億を超えると飛躍的に創造的な変化が起きる「スケール則」が見出されました。これを発見したのは、昨今話題のChat GPTを開発したOpenAIです。ちなみにChat GPTで使われているGPT3のパラメーター数は1,750億、GPT4は100兆にもなると言われています。
分野が違うため単純に比較はできないものの、こう比べてみるとStable Diffusionには、まだまだ進化する余地が残されているのかもしれません。こんな手軽にイメージ作れると、撮影やロケーションに時間割く必要ないでしょう。
となると安価な広告案件でのモデル起用が減り、駆け出しのモデルには競争が激しくなると予想。
逆にメディア露出でいろんなイメージがすでに世間に広まっているトップモデルに広告案件が集中。
ここも格差。
結果的にSNSでのインフルエンサー活動がもっと重要になる感じでしょうね。既にテンセントではイラストレーターの解雇が始まっていたりしますし、AmazonではAIで描かれたグラビア写真集が出回っていますし、pixivではAIで描かれたエロ画像が氾濫していますので、結局は資本家は効率化された生産性を労働者には分配しないし、AIをうまく受け入れて使いこなした人たちが生き残れるのかも知れないと思いました。