人口減少の危機に瀕しているのに、自国民から「国籍を奪う」不可解な日本
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詳しいわけではないですが、国境を超えて仕事をする者として、国籍だけでなく、保険や納税システムなどを含め、国外居住者にはあまり優しさのない仕組みになっていると感じます。
国籍については、これに尽きると思います。
現行の国籍法には「数え切れないほど多くの日本人が事業や生活のため、日常的に国境を往来する現実を踏まえていない可能性」がある。まず人口減少と国籍問題は別。人口が増加していようが国籍を与えるべき人には与えるべきだし、人口が減っていようが与えるべきでない人には与えてはいけない。人数規模的には誤差レベル。
次に二重国籍の問題は『公平さ』という意味で繊細なテーマだと思う。2つの国籍があればそれぞれの国の特権を得られる。両親が別の国籍なら両方の国の国籍が得られて当たり前だと思う人も多いと思うが、では父方と母方の祖父母がそれぞれ別の国籍があった場合に4つの国籍が得られるか?というとそれを認めている国はないかあっても少ない。おそらくそれは特権だけでなく複数の国籍を持っているとそれぞれの国の義務を追うことが難しいなど理由があるからだろうと思う。
両親の国籍が違えば2つの国のアイデンティティを持っていても自然なことではあるが一方で2つの国籍があると戦争になった場合などは影響を受けるケースが考えられる。例えば中国のように中国人が海外にいても中国政府に従う義務があり従わないと罰を受けるような国もある。では中国国籍と日本国籍の両方を持った人を認めると中国政府の命令を聞かざるを得ない日本の国会議員みたいなことがおこりうる。だからほとんどのケースは問題にならないだろうけど割と繊細。
僕としては国籍は1つにした上で日本国籍も選べたようなルーツのある人はビザの取得などで配慮をするって形が無難だと思う。無料部分しか読めませんが、興味を持って記事を読みました。
記事では、『…国籍法の存在はおろか、米国籍を取得したら日本国籍が失われることを私は知りませんでした』とあります。
私も知りませんでした。
ただ、複数の国の国籍を持つということは、メリットを得られると同時にデメリットも抱えることになると感覚的に感じ取ることができます。
なので、もしも自分が他の国の国籍を持とうと考えた場合、おそらく、メリットとデメリットについて考えると思いますし、日本人として居続けるか日本国籍を捨てるか、捨てるデメリットは得られるメリットに見合うものか。などを考えると思います。
この記事ではアメリカとの二重国籍ですが、ネット検索すると、アメリカは二重国籍を認めているようです。(こちらで確認しました→ https://jp.usembassy.gov/ja/services-ja/dual-nationality-ja/ )
しかし、日本は二重国籍を認めていないので、もし日本人でありたいのであれば、アメリカ国籍を放棄するしかないことになると思います。(そのような救済方法があるかはわかりませんが、日本国籍が残っている状態なら可能だと推測します)
ちなみに、米国籍離脱の証明書発行および申請料は$2,350と上記のサイトのリンク先にありました。
国籍は簡単に得たり捨てたりすることはできないようです。(考えればあたりまえのことではありますが)
この記事の方は、『税制上の不利益を避けたいなどの理由から米国籍を取得』ということで自ら二重国籍を選択したのですから、それにより生じる(税制以外の)不利益についても自分で背負うしかないと思います。
私なら、アメリカ国籍を取得することで(アメリカでの)税制上の不利益は避けられたとしても、日本の納税や健康保険や年金などはどうなるのかが気になって、そこを確認するまで国籍取得はしないと思います。そして、おそらく、二重国籍は選択しないと思います。
最終的には、アメリカ人としてアメリカに永住すると決断できない限りアメリカ国籍を取得する判断はしないと思います。
この記事の方は、税制上の不利益を避けるという目先のことで国籍を安易に取得されたように思われます。得られる権利やメリットと同時に生じる義務やデメリットについて十分に考えなかったことが残念だったと思います。