ポケモンカードもターゲット なぜメーカーは転売を防止できないのか
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ちょうど伊藤穰一さんの『テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる』を読んでいて、ジャニーズのコンサートチケットをNFT化するという話があったので、こういったカードなどの転売対策にも転用できそうですね。転売対策に行き詰まっているなら試してみるのもいいのでは。本当にほしい人に正当な価格で行き渡ってほしいし、行列とか馬鹿げた現象もなくなってほしい。
NFTチケットとは、「ファンの真贋」を証明するもの
https://r25.jp/article/1090820329898357907あまり説得力を感じないメーカー擁護論ですね。
毎回のようにこういう問題を発生させておきながら、需給バランスを改善できないのはメーカーの落ち度だし、もう少し改善してくれないかという一般客の思いはそんなに無茶でしょうか。ECサイトを運営していますが、転売目的と思われる注文は数多くあります。特にセール中や、モールでのポイント還元率が高い時などに多くなります。
そして、それらの転売商品を弊社より安い価格でAmazonやヤフーなどで販売しています。その様子を眺めながら、弊社から購入してもらえれば、故障や不具合時のサポート、何かあった時のメーカーへの取り次ぎなどがスムーズなのになと思いながら、あえて不毛な価格競争をしてその金額を下回るようなことはせず、転売商品が売れるのを待っています。そのような業者も多いのではないでしょうか。
そして、ユーザーもよくわからない会社(もしくは個人事業主)から購入をするのを手控えているということもよくあると思います。Amazonなら数時間前に見た時と販売元や出荷元が変わっている、ヤフーなら同じ商品を同じようなショップが同じような価格で大量に販売されているのを見かけて不審に思っている方も多いのではないでしょうか。
つまり、これらのことを考えた時に、自由な取引の名の元に転売を看過したとしても、自由な取引の結果としてもたらされるであろう、少しでも商品の販売価格が安くなり、その商品の流通量が増えていくという結果にはならないであろうということです。適正な流通が阻害されれば、新たなよりよい商品を開発するというメーカーのインセンティブも阻害され、結果としてユーザーが不利益を被ることになるような気がしてなりません。