データが示す「転職が日本人の給料を上げる」根拠
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労働者の最大にして唯一の武器「辞める」。
その武器をいつでも、効果的に抜けるようにするためのスキルアップが大事です。
そのことが結果的に現業でのパフォーマンス向上につながります、
ファイティングポーズを取れない労働者の価値は上がらない。
注目のコメント
『ポジティブ転職をしている方ほど、年収があがりやすい』
OpenWorkのデータを分析してわかったことです。『ポジティブ転職』とは、現状の仕事や職場に満足しているものの、次のキャリアに向けて転職をしている方のことを指します。
過去、転職は落伍者のように捉えられていたと聞きます。しかし、プロダクトライフサイクルが早まり、スキルのコモディティ化が進む現在においては、一つの会社にこだわらず、複数の企業・仕事で自分のキャリアを築いていく方のほうが成功者になっていくと感じています。人材エージェントとして日々転職者に接していますが、確かに転職すると年収が100万円前後アップするのは普通のことかと思います。(実際には50ー100万円が多いですが)
転職候補先からオファーされた額よりも、今の会社の昇給の幅の方が大きかったから転職をやめますというケースもたまに見受けられますが、多くの会社で年収が一気に100万円前後昇給するケースはレアな方かと。
ただ、転職回数が多くなりすぎると、ジョブホッパーとレッテルを貼られ、行き場を失うというのも事実なので、「転職は計画的に」というのが今の日本における現実的なアドバイスかなと私は思います。マクロで見ると流動性が高まるほど給料が上がるというのはその通りと思いますが、ミクロの意思決定では流動性が低いからこそ給料が必ずしも上がらない、ということもあります。それゆえに社会全体として今の状態を脱するのが難しかったわけですが、大企業が終身雇用に耐えられなくなりつつあること、寿命が延びて50代の意識が変わったり、世代が入れ替わり20代が転職志向になったことで、状況が変わりつつあるのかと思います。