ゲームセンター「大変革時代」、老舗が続々閉店でも実は“成長市場”と言えるワケ
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注目のコメント
20代・30代とゲームセンターに通い詰めていた西村公宏です。
店舗減少傾向は私の理解と一致してましたが、市場規模拡大は意外でした。
ゲームセンターの縮小は20年以上前からずっと進んでいて、
主に中小零細の昔ながらのゲーセンが無くなっていく一方で、
メダルゲーム・プライズゲーム中心の大きいゲーセンが増えています。
家庭用で十分楽しめる格ゲー、シューティング、パズルゲー当たりの
テーブルゲームは、ほぼ壊滅状態です。
ゲーセンでしか楽しめず、かつ、一日で消費できる現金額が大きくなる
メダルゲーとプライズゲーがインカム頼りな状況は変わっていないようですね。
もはや、「ゲーセン」じゃなくて「アミューズメント施設」です。
ミカドみたいなレトロゲーをたくさん置いているゲーセンが成り立つのは、
東京ぐらい人口密度が高い場所だけです。他の地域では無理です。
なお、ミカドはとても良いゲーセンなので、オススメです。
似たような音ゲーの聖地みたいなゲーセンWGCってのがあるのですけど、
WGCがあるのは東京・立川です。行ったことないので、行ってみたい。。
あと、ゲーセンでコミュニティが作られるのは、格ゲーの時代からあり、
別に三国志大戦とかから始まった訳ではありません。
サークラ姫が現れてコミュニティ崩壊したりするぐらいの弱さではありますが。
私のTwitterのフォロワーの大半(100人超)はゲーセンで広がった友人です。
音ゲーの最近の流れを言いますと、コナミが「プロリーグ」を作り、
e-スポーツの流れを取り込もうとしています。BPL。
ゲーマーな私が見ていると、このプロリーグは観ていて楽しいですが、
一般受けはしないのが悩ましい所。これは格ゲーのe-スポーツも同じですね。
とはいえ、e-スポーツはゲーセンでの一つの可能性だと思います。
「プロゲーマー」を直接見る事ができ、コミュニケーションが取れるのって、
ゲーセンじゃないと無理ですからね。5歳の娘から最近週末になると「ゲームセンター行きたい」と言われるようになりました。お目当てはクレーンゲーム。アーニャの人形が欲しくて課金していると1000円位すぐに飛んでしまいます。その射幸性の強さを見るとここはパチスロへの道に続いている気もしてきます・・。
書店が巨大店舗化してきたようにクレーンゲームも最近は巨大店舗化してきていますね。ただ書店は電子書籍にシェアを奪われつつありますが、クレーンゲームはぬいぐるみなどの実物が介在することと、気軽かつ体験価値を考えるとまだ伸びそうな分野だなと感じます。わたし自身は、いわゆる第2次音ゲーブームの時代に足しげくゲーセンに通っていました。ゲーセン通いのきっかけは2009年のウメハラEVO優勝でしたね。GiGOが今の形態に変わる頃には残念なことに少し足が遠のいてしまいましたが。ミカドの大会にも何度かお世話になりました。
店舗がクレーンを置きたい理由としては、1階でカジュアルな客層を呼び込みやすいことのほか、利益率が高いことも要因です。最近のゲームはほぼ通信化されていて、1クレごとに結構引かれてしまいますが、クレーンの場合はありません。中身を入れ替えるだけで最新化できるという運用しやすさもあります。
売上が伸びていても、客数の面では間違いなく市場は縮小しています。この状況で生き残れる店舗は、記事でも触れられているように、ミカドや中野TRFなど一部のすごい店舗に限られる、というのが現実です。こういった店舗は、今後もそのニッチを貫き通すことが1番の強みになると思います。リアルの場でしか得られない体験やコミュニティの価値は今も変わらずにあり、それを大切に思う人、そんな場を残したいと思うお客さんもゼロにはならないでしょう。どんなエンタメにも、リアルとデジタルのバランスはあれど、「場」は欠かせないものです。