スイス政府、クレディＳ上級幹部の未払いボーナスを取り消し・削減へ

コメント

注目のコメント

• 赤井 厚雄

  株式会社ナウキャスト 取締役会長

  ・2023年04月06日

  既に支払われたボーナスを過去に遡って回収する「clawback」は、幹部が不誠実な仕事をしないようにするための仕掛けとして一般的。スイス政府は今回それを忘れずにやれとクギを刺したのでしょう。クレディ・スイスについては、これから改めて大規模な調査が行われるはずで、その結果を踏まえた責任の明確化を金銭面できちっと行う動きが本格化するはず。その狼煙が上がったと理解すべきです。
• 蛯原 健

  リブライトパートナーズ 代表パートナー

  ・2023年04月06日

  当たり前も当たり前にクローバック条項*が発動したという話。
  
  
  *重大な経営ミスや不正により損失が発生した場合などに、過去に支給済みであってもその賞与を返還する事を報酬契約にあらかじめ盛り込まれた条項のこと。大手金融機関幹部やファンドマネージャーには普通に設定されてます。
• 大隈 健史

  富士通クライアントコンピューティング 代表取締役社長

  ・2023年04月06日

  クレディスイスの従業員数は5万人程度らしいので、1000人が対象だと上位2%ということに。一人当たりの平均削減額が800万円なので、平均30％カットだとするとボーナスは平均3000万円弱という計算。
  
  これが金融の世界で多いか少ないかは判断が付かないが、政府や外部による救済を前提とすると、カットしないわけにはいかないと思われ。アメリカより優しく日本より厳しい印象なので、こういうところにも文化が出ている気がする。