「プロンプトエンジニアリング」の“教科書”、日本語版が登場 無償でAIの上手な使い方を解説
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新たな職能誕生として話題にもなっているプロンプトエンジニアリング。
期待の一方で、このガイドを見るだけでも求める回答に対する適したプロンプトのあり方、用いるアルゴリズムに応じた対応等に関するノウハウが必要であることがわかります。(しかも、これらは今の段階では日毎にアップデートされるはずで情報のキャッチアップも欠かせない…)
”ボタンを押せば動く”的な一昔前の単純なUIと比べると明らかですが、入力方式が自然言語ベースになったことで、ある意味インターフェースが感覚的になったことに応じて、人が入力すべきコマンドはむしろ高度化していることを感じます(もちろん正確性を追及すればということですが)。
さらに、個人活用はさておき、職能としてのプロンプトエンジニアのタスクとしては、「回答を引き出す」という最終結果だけでなく、どのような試行錯誤を経て回答を導き出したのかの手順・経緯を明確に示し、レポート化し、また再現できることも含まれるはずで、やはりそれなりの努力・習得が必要な領域がこのプロンプトエンジニアリングなんだと再認識させられます。にわかにバズワードになった「プロンプトエンジニアリング」だが、せっかく自然言語でAIにアクセスできる、いわばAIの民主化が起こったのに、複雑性をむしろ高める揺り戻しにも思える。
本質的には、こういうエンジニアリングを必要としないだけAIが進化すればよく、いずれにせよ進化していくと思うので、過渡期のスキルなのだと思う。内容としては、ChatGPTのマニュアルという事で、その領域を超えるものではないし、この先の世界中の価値観をひっくり返していく事を予感させる!というものではないけれど、一方でこの翻訳そのものがGPT-4を使って行われた事で、よりスムーズに短時間で行われた、という事実が大きいと思う。
これだけのスムーズさであれば、アメリカではベストセラーだけど日本には初公開の伝説の書、みたいなのは無くなるし、世界中のテクノロジーレポートや、標準、それらへのコメントまで、今までにないスピードで進む事から、より、世界の知識ベースの均一化を意識したビジネスや、社会構造の変化が起こってくるのだろうな!と感じました。