【塚口直史】銀行危機を予言した男が語る「不動産のヤバさ」
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注目のコメント
昨日の記事「【図解】金融危機?リセッション?「銀行ショック」の次に起こること」では、今後重要な2つのポイントに言及できませんでした。
(記事がすでに長尺になってしまったため)
その2つとは、
・不動産市場への波及
・新興国などの公的債務の不安
です。
しかし幸いにも不動産への波及については、今日の記事に登場する塚口直史さんが明解過ぎるぐらい明解に語ってくれました。
塚口さんは米ブラックロックなど英米の資産運用会社を経て独立し、機関投資家向けに投資顧問業を営んでいます。
高い運用成績のトラックレコードを持ち、機関投資家からの信用が厚いからこそのキャリアです。
しかも彼の活動拠点はロシア、ウクライナ、キプロス、欧州各地、そしてドバイに分散しており、1年を通してこれらの国々を移動しています。
世界で何が起こっているのかの皮膚感覚を持ちながら、グローバルな資産運用を手がけているわけです。
この塚口さんのお話は、めっぽう面白い。
お会いするたびに、2~3時間は聞き入ってしまいます。
塚口さんの視点の面白さ、記事で伝わったなら嬉しいです。映画「The Big Short」の現代版。リーマンショックで逆張りをした数少ないファンドマネジャーのその後のパフォーマンスは必ずしも良くないという結果が出ている中(Businessweek 2018/9/17)、再現したことはすごいと思います。この映画はクラスでも見て議論をするのですが、この記事でも改めて「自分でストーリーを持つ=周りがやっているからという理由はNG」の重要性を感じました。
不動産と金融ってほんとに密接です。様々な企業の事業計画を見てきたので感じるのですが、世の中の投資は不動産にまつわるものがなんと多いことか、と思います。
突き詰めていうと「部屋を借りて内装を工事して、お客さんを呼ぶ」です。だから銀行が金を貸さないと不動産には借り手がつかない。細かい点はともかく不動産に関わるとすぐに銀行の匂いがします。密接すぎるほど密接