22年訪日消費は8987億円 前年から7.4倍増
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コロナ化真っ最中との比較だから、前年比はあまり参考にならないので、タイトルにも2019年比を持ってきて欲しかった。
それにしても、2022年は2019年比81.3%減だったのか…。
消費額がこんな感じなので、弊社の年間取組額も圧倒的に減ですが、それに伴い社員数もかなり現象しています。
私のチームは2019年は8名でしたが、今は2名体制です。
仕事の量を単月で比較すると、10月・11月・12月ともに2019年以上の案件があり、それを2019年比75%減の要員でまわしているので、一人あたりの仕事量は2019年比75%UP。
急激に回復した需要に対応するためにとにかく「人」が必要なのだけど、観光業界全体で「人」が足りていないから、中々要員補充が進まない。
やっと要員が補充されても、疲れ果ててしまった社員が辞めてしまい、結局絶対数として要員が増えず、一人ひとりの負担が減らない。
それがまた新たな退職者を生み出し、一向に一人あたりの業務量が減らない。
今の観光業界・インバウンド業界は、まさに「人」の問題を抱えています。
注目のコメント
異次元緩和の円安が始まる直前の2012年当時、年間訪日外国人数は836万人、出国日本人数は1849万人で、日本人の外国旅行が外国人の訪日を圧倒的に上回っていました。円安が大きく進んだコロナ禍直前の2019年は、訪日外国人が3188万人と大きく増加したのに対し、出国日本人は2008万人と微増に留まりました。大きく円安が進んで日本の物価が相対的に安くなり、シンガポール、香港はおろか韓国、台湾、中国沿海部の賃金が日本を超えるほどになった結果、かつて日本旅行は憧れに過ぎなかったアジアの人々が気軽に日本に来られるようになった結果です。
コロナ禍中で一段の円安が進んで水際対策が緩んだ最近の動きをコロナ禍前と比べると、次のような感じです。直近の各月を4年前の同月と比べています(2023年2月は2019年2月。今年2月は速報値)。
訪日外国人 出国日本人
2022年11月 40.6% 22.7%
2022年12月 54.2% 26.5%
2023年 1月 58.0% 27.7%
2023年 2月 59.1% 35.0%
コロナ禍前に約3割を占めていた中国人の来日が難しい状況であったことを斟酌すると、外国からのお客さんはコロナ禍前にほぼ戻った感がありますが、日本人の出足が遅いのは明らかです。コロナ禍中で外国の物価が大きく上がり、しかも円が大幅に安くなったので、外国人にとって日本が本当に安い国になり、日本人にとって外国旅行が極端に高くなった結果で無ければ良いけれど・・・
要は、外国人にとって日本旅行が安くなり、日本人にとって外国旅行が高くなる傾向がコロナ禍中で一段と鮮明になった形です。このまま行くと豊かになった外国人の来日で旅館やレストランの値段が上り、日本の庶民が指を咥えて外国人の派手な消費を眺めるほかない事態にいずれなりかねません。異次元緩和による低金利と財政赤字の拡張に頼り切り、円の価値を大きく毀損させた結果です。
多くの外国人が日本にやってきて元気に旅行や買い物をしてくれるのは日本経済にとって大いに有難いことですが、喜んでばかりもいられません。 (・・;ウーン2022年は10月11日からインバウンド入国解禁となりました。
なので、3ヶ月弱とはなりますが、2022年は、「1人当たりの消費額(単価)は23万4524円」となっています。最初は、富裕層やビジネス層が殺到しますので高めに振れます。
昨日、3月31日に、実に6年ぶりに、閣議決定された中期計画「第4次観光立国推進基本計画」では、1人あたりの消費額20万円を掲げています。
2019年、コロナ禍前実績ですと、1人あたり消費額15.9万円でしたので、ここから高付加価値化を推進していくことになります。
諸外国のインフレ、為替の影響で、日本はコロナ禍前より相対的に「安く」なっており、一人当たりの消費額アップには追い風の経済環境が続いています。