「週休3日制」を導入してみた。世界の企業が出した答え
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人は与えられた分だけ消費しようと行動してしまうーーよく知られるところですが、こうした人の傾向は「パーキンソンの法則」と呼ばれます。
給与やお小遣いも、労働時間も、与えられた分(あるいはそれ以上)のコストや時間をフルに使って、目標を達成しようとしてしまうことが少なくありません。効率化につながると思わている事前のスケジュール策定・計画立ても、与えられた時間にピッタリと終わるように策定しがちです。
こう考えると、(もちろん記事にある通り業種にも寄りますが)とくにホワイトカラーな業務においては、創造性のある私たちであれば、週休3日に適した仕事の割振り方やスケジュール組みを行えるような法則に順応していくことができるでしょうし、それが大きな生産性の低下を招くようなことにはならないとも想像できます。
また、この件は、企業にとっての「成長」の意味を問うことにも大きく関係していると感じます。週休2日でないと達成できない成長=労働時間の長さに比例して達成される成長とは何なのか、従業員のワークライフバランスの充実による成長=精神的な充実によって比例してもたらされる成長は何のか、決して前者だけが「成長」に寄与するものではないはずで、使用者である企業自体も、成長の意味を捉え直すタイミングなのかもしれません。