ファースト・シチズンズ、破綻したシリコンバレー銀買収で合意
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この日本語の見出しはミスリード。
ファーストシチズンズは、SVBを生きたまま救済するのではなく、資産を買い取るということです。以下の本文を読めばそれは明らか。日本の記者たちは、資産売却(譲渡)と救済の違いがいくら言っても理解出来ないので困ります。SVBの経営陣も、救済されるどころか、これから責任追及と訴訟のターゲットです。当然の報いですが、地獄の日々になるはずです。
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ファースト・シチズンズはSVBの全預金とローンを引き継ぐ。合意にはSVBの資産約720億ドル(約9兆4400億円)相当を165億ドルのディスカウントで取得する今回の金融危機の詳細は追っかけてないんですが、信用不安の急速な広がり→預金引き出し→流動性危機→破綻、ということですよね。いわゆる「取付騒ぎ」。
SNSなどでの「悪いうわさ」の伝達スピードが上がってることにより、ひと昔前のような当局による「口先介入」的なメッセージ発信では預金流出が止まらない。
銀行の健全性に関する規制は、伝統的に自己資本規制が中心だったと理解していますが、この規制の考え方がフィットしなくなっているのかもしれません。
かといって、平時に流動性をたくさん抱えるような規制をしても、今回のような急速な預金流出が起きると、平時にどの程度流動性があれば健全なのかという基準はなんなのか、またそれが有効なのかも想像がつきません。