若い人ほど効果が高い「時間分散投資」
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既に投資資金を持っている人は投資タイミングを分散する意味は無い(最適状態を一気に作ればいい。なぜなら「最適」なのだから…!)。 積立は貯蓄の習慣として有効なのであり、投資上の「効果」がある訳ではない。 ついでにいうと、積立で購入してくれる客は金融機関にとって好都合な「お客さん」です。
投資経験者の回答で、時間分散についての有効性だけパーセンテージが低いのは「ドルコスト平均法」が万能ではない事と、【追記】に書いた一括投資のメリットを知っているからでしょう。私も三択なら「有効である」か「わからない」かで悩むところです。
本記事の「時間分散2つの効果」で挙げられている投資法をドルコスト平均法と言いますが、この方法は相場の上昇局面などでは一括投資に比べパフォーマンスが悪化します(下記リンク参照)。そのため、回答の「有効である」の比率が低下し「わからない」が上昇したものと思われます。
ただし、タイトルにあるように30年程度の長期で考えた場合には時間分散(ドルコスト平均法)は有効です。それだけの期間があれば、相場の上昇局面と下落局面のどちらも経験するはず。
時間分散には下落局面での心理的負担を軽減する効果もあります。これは、投資を継続する上ではとても大切な事。この効果こそ時間分散の最大メリットだと思います。
「じっくり研究!ドル・コスト平均法って万能?」
http://allabout.co.jp/gm/gc/12929/
【追記】
教科書的には、手元資金がある場合は一括投資した方が資金をより長期で運用する事になるので収益率が高くなります。
ただし、例えば一括投資をした翌日にリーマン・ショックに見舞われた場合には、心が耐えきれないでしょう。それを予防するのが時間分散。
>篠原さん
証券会社が勧めてこないのは、営業担当者にノルマがあるからで一括で資金を入れて貰った方が営業成績で評価されるからだと思います。長期の積立では担当者が途中で異動になってしまいます。
補足ですが、株式であれば一括で購入した方が基本的には手数料が安いですし、投信の販売手数料は購入金額に対して○%(商品、金融機関によって異なる)となっています。
【再追記】
ドルコスト平均法のデメリットについては下記リンク参照。Pickerの山崎元先生が書かれた記事で、先生のコメント理由も書かれています。ただし、初心者には少し難しいかもしれません。(※字数が多いので、コメントを一部削除しました)
「お金のアドバイザー、七つの悪い癖」
https://newspicks.com/news/826365/英語記事だが、下記も併せて見ていただきたい。米国市場において株価が安かった日にX日いないと、リターンがどれくらい下がるという分析。基本的に右肩上がりの米国市場での分析であるということは留意点だが。
これが究極的にはドルコスト法のメリットを示していると思って、マーケット崩壊しているときに、毎日少しずつ買うのが一番良い。逆に、投資雑誌が「まだ行ける!」と騒いでいるときには、そこまで肩肘張って投資しなくてもいいのではないかと思う。
あと、資産クラスの分散は重要。
https://newspicks.com/news/712472/