「特別抗告の申し立て事由がない」 袴田さん再審、検察が断念を発表
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ニュースではトップ扱いとなっているところもあるようですが、あまり世間的に話題にならないので…
専門的には刑法・刑訴法を学んでなかったけれど、自分が大学生時代の勉強ででてきた事件のひとつ。
教科書に載っていた事件の再審が動き出す、歴史的な事柄だと思います。
袴田事件は拷問王と言われた警察官の紅林麻雄の後継者たちによる冤罪(とされる)事件。
紅林とその薫陶を受けた後継者たちによるいくつもの冤罪事件やそれを暴こうとした山崎さん(偽証罪で逮捕)の件など、静岡県警の闇にも繋がる事件。
袴田さんの人権を守ることはもちろんのこと、なぜ、この事件は起きたのかといったことを風化させないために、もっと深く世間やメディアで取り上げでほしい事件。
注目のコメント
私は8割方、特別抗告はないとみていましたが、逆に言うと2割はあり得るとも思っていました。当たり前の判断ではありますが、検察にしては大きな決断だったと思います。裁判所に捏造の疑いまで指摘されて、メンツにこだわるのではと懸念していましたが、真っ当な判断をしたことは、とりあえずはよかったと思います。早く無罪判決を届けてあげたいと願います。
わたしが死刑制度に不安を覚えるのはまさに「冤罪」だった場合のリスク。
ちなみに、裁判で一貫して無罪を主張していたにも関わらず死刑が確定した飯塚事件。
なんと、死刑が執行されたあとにこんな報道が飯塚事件ではありました。
https://newspicks.com/news/8136940よかった。
冤罪は、無実の人の人生を台無しにするだけでなく、真犯人を野放しにしてしまう。絶対にあってはならない、絶対に。
もし、警察、検察が早いとこ仕事片付けちゃおう、って袴田さんを容疑者から犯人にしてしまったとしたら、罰せられるのは彼らだ。国民の前で最高責任者による謝罪が必要だ。