【DX先駆け】交通系ICカードが電子マネーで「成功」した理由
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欧州ではオープンループにより交通系ICカードの不要な世界が広がりつつあるのでJR東日本も検討してくれないかな。日本で交通系カードの相互利用が実現したちょうど同時期にオープンループ方式の乗車がロンドンで始まっていて、次世代としてグローバルに普及しつつあるのは後者です。
国際的にはICチップにチャージされたクレジットから引き抜く形式のプリペイド型電子マネーは死屍累々で今後の発展もまず無い。SUICAは技術としてはレガシーで、電子マネーとしてももはやオンリーワンでは無い。JRの社会使命である乗車という本業に立ち戻って、その体験を向上する新しい決済方式も「顧客を囲い込もうとするようなエゴ」は脇に置いて検討して欲しい。
旅行者が券売機でクレカを用いてチャージするという余所の国の交通カードで当たり前に出来ることが日本で出来ないのは(乗車体験が後退している一例)、逆説的だけどSUICAが電子マネーでもあることも関連しているように思うんだよね。自分も日本に一時帰国する度に現金でチャージを強いられています(スマホの地域チェック云々でモバイルSuicaをインストール出来たためしもない)。移動に、ちょっとした買い物に、私たちが毎日のように使っている交通系ICカード。他線乗り換えも、今やカード1枚で当たり前のようにできてしまいますが、全国10事業者の交通系ICカードが相互利用できるようになったのは今から10年前のこと。「DX」「共創」といったワードもそこまで一般的でなかった時代に、なぜ大企業どうしの壁を越えた連携が実現できたのでしょうか。そこには、徹底した「ユーザー第一主義」「社会貢献の意識」がありました。彼らの共創DXの歩みには、あらゆるビジネスへの学びが詰まっています。
私の住むシンガポールの電車、バスはなんとクレジットカード、デビットカードのタッチ決済で利用できます。
これの一番のメリットはもちろん余計なカードを持たないで済むことですが、旅行者にも多大な恩恵をもたらします。
先日家族が来た際も切符の買い方を調べる必要もなく日本のクレジットカードをそのままタッチしており、短い旅行期間の中で余計な時間と手間をとらずにすみました。
複雑に乱立する仕組みよりも、ある程度政府がイニシアチブを握った制度も顧客側からすると価値があると感じます。