ChatGPTの精度を上げる、あらゆる質問の最後に置く「命令」 優秀な壁打ち相手を作る、「チャットAI力」の高め方
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ここで紹介されている深津式プロンプトは、普段の仕事で成果を出す際にも参考になります。
自分の立ち位置を明確にし、インプット、アウトプットを意識する。
出力しうる空間を狭くするのは、結果が発散しないように意識することに通じますね。YouTubeでも研究されている方の動画がたくさん上がってますが、それらを見ると本題の命令に入る前に、過去の文章などをやり取りして、理想の文体や記載の仕方を記憶させたり、理解ができているかを確認するために都度「はい」と答えさせるという工夫をしています。
精度を上げるためには、一定のコミュニケーションを行い、いかに自分仕様にしていくかも、ポイントになるのだと感じました。これは一読に値する記事。
〝ChatGPTは確率的に正しいものを返す〟と喝破し、ならばとそれを逆手に取って、
①制約条件をいろいろ書いて、「入力文」と「出力文」のコーナーを作る
②サイコロの目が、6がいっぱい出そうな感じの坂を、言葉に翻訳するとこんな感じかな、と想像しながらプロンプトを出す
③自分の欲しい答えが確率上、最も無難な可能性の場所に来るような位置に、自分のほうがポジショニングを移動する
と、ChatGPT側の検討の中での確率や可能性の幅をどんどん狭めていく。
まさに途中の例えにもあったアルバイトや子どもに物を頼むときの「他の方向に行ってしまわないようにする感覚」「迷わず直進できるようにする感覚」が、非常に伝わって、とても深く腹に落ちた記事でした。
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深津:つまり、僕が足りない命令をChatGPTにすると、足りない命令をもとにChatGPTは確率的に正しいものを出すじゃないですか。逆に、ChatGPTに「足りない情報があったら俺に聞け」っていう文章を出すと、深津さんはこういう質問をして、こういう答えをしましたっていう時に、確率上足りない情報がありそうだったら、足りない情報を聞きにくるわけですよね。
深津:そう。ChatGPTの良いところは、チャットですので、1回でぜんぶの条件を設定しなくても、このように2回、3回の会話で空間を狭めていくこともできる。そこはすごく良いところですよね。やりやすい。
深津:ただ単に「Aをやれ」と言うのと、ベストプラクティスが書いてあった上に「Aをやれ」と書いてあるのだと、ベストプラクティスを盛り込んだものが出てくる確率が高くなるので。(アルバイトの子とかに「気をつけることは何?」と最初に聞いてから作業をやらせると、成績が上がる感じ)