【Q&A】金融緩和の基本。円は紙クズにならない
NewsPicks編集部
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シリコンバレー銀行の破綻劇は、たんにスタートアップ界隈の金融インフラ云々の問題にとどまりません。長期にわたる金融緩和のひずみが思わぬところに蓄積され、ある日、突如として表面化することを改めて認識させられました。
シリコンバレー銀の経営悪化経路は、後から考えれば至極当たり前の典型的なものですが、プロのアナリストですら、事前に警鐘を鳴らせませんでした。日本の地銀も、地方経済衰退で貸し出し先に困り、債券投資に傾倒しています。本文では、急遽そのあたりのことにも少し触れました。
地銀の再建に精通する金融庁長官経験者を副総裁に充てた人事の適切さに脱帽します。地銀が大量に国債を持っているのは誰でも知っていますから、利上げをすると言う事は危ない先を切り落とす、もしくは、その対応にメドがついた、と見る方が自然です。
ですのでまだ金利は上げられない
"日本の銀行、特に地銀は利益を捻出するために国債などの有価証券を保有している。全国地方銀行協会によると、その額は72兆円(2022年中間決算)に達する。
これは地銀資産の17%を占め、決して少ない額ではない。"