UBV、2022年のSaaS業界分析レポートを公開——データで見る「業界第2章突入論」の全貌
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SaaSトレンドの終わりといわれた2022年。そんなタイミングだからこそSaaS各社のファンダメンタルに客観的に目を向けたSaaSアニュアルレポート2022を刊行いたしました。
2022年の国内SaaSスタートアップの資金調達額は2063億円に達し、対前年比183%増と昨年に続き驚異的な伸びをみせました。一方で、資金調達ができた企業数は259社で▲9%減。昨年に引き続き特定の企業への一極集中が加速する結果になりました。
株価は低迷する一方、SaaSトップ企業のARR (年間サブスク売上)が200億円を突破、ARR100億円超えの企業が7社に達するなど、ファンダメンタルは強い結果を示しています。SaaSがキャズムを超えマジョリティ層への普及フェーズに入った1年でした。
労働人口減少が著しい日本においてSaaSは旗艦産業になる可能性を秘めています。
今こそ継続的にSaaS業界の本質的な課題に向き合っていくことが必要だと思います。レポートP.10の国内SaaSの市場性というスライドが非常に面白かったです。
日本の大企業は2.8万社、中堅企業11.5万社、中小企業143万社。日本企業のSaaS導入比率39%なので、大企業だと2.8万社×39%×平均単価(180万円/年)=196億円、中堅企業だと143万社×39%×平均単価(36万円/年)=161億円になる。
なので、単一のSaaSプロダクトの市場規模上限は160-200億円というのは感覚としても納得感のある数字でした。
レポート:https://ubv.vc/contents/scaling/report-2022/福島さん良きこと言ってますね!
最初はそれぞれ異なる目の付け所でサービスローンチするアンバンドルSaaSも成長過程においては結局同じ山の頂を目指しているので、先に登ったもの、もしくはお金を持ったものが勝つ。