捨てる紙容器をTシャツに 垣根越え14社が環境新事業
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これまで、工場排出物の利活用の取り組みは、あったとしてもプラスチックが多かったと思いますが、紙類についても古紙としての再利用やサーマルリカバリーだけでなく、価値を高めていこうという取り組みが出てきている点、時代を感じます。
一般社団法人アップサイクルの参画企業団体には、コーヒー残渣を取り扱うシーエヌシー、森林再生に取り組むメットライフ生命保険、脱炭素経営で有名な染色会社の艶金、奉納後の玉串を供給する車折神社などが含まれており、興味深いです。紙をわざわざシャツにするとのこと、ライフサイクルで見た時の環境負荷(エネルギー、水など)が本当に下がるか知りたいです。
全部紙だったら生分解性でしょうが、洋服にするとなるとポリエステルとか入れ込むのでしょうか。だとしたらマイクロプラ問題の解決というわけにもいかないですね。様々なスタートアップがアップサイクル・リサイクルに取り組んでいる中で必ず議論として上がるのが、「本当に環境負荷が低減されるのか」「消費者はプレミアムを払ってまでアップサイクル品・リサイクル品を購入するか」。
環境負荷が低減されることは大前提だが、アップサイクル・リサイクル品はコストがかかる場合が多く、通常よりも価格が高くなってしまうことも多い。消費者は、通常よりも高い値段を払ってまで環境負荷の低いプロダクトを買うのか?
特に日本の場合はそこまで消費者意識が追いついていない気もするので、いつも難しさを感じながら見ています。