みんなの銀行・東京きらぼし・四国銀行、ステーブルコイン発行へ
日本経済新聞
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みんなの銀行など3行は4月からG.U.テクノロジーズ(東京・渋谷)などが開発するブロックチェーンである「ジャパンオープンチェーン」を使い、預金を裏付けにして円建てのステーブルコインを発行する実証実験をおこなう。とのこと。
プレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000083257.html)によると、Ethereum完全互換のパブリック・ブロックチェーン上で発行・流通し、日本の新しい資金決済法を順守しつつもMataMask等のEthereumウォレットで利用可能な、各銀行の独自ステーブルコインを発行できることを確認するための実験を行います。とありますので、預金を裏付け資産としパーミッションレスでアンホステッドウォレットへの移転を可能とする設計だと考えられます。
このスキームがステーブルコイン(電子決済手段)なのかどうかですが、パーミッションレスであっても、預金そのものでKYC済みのウォレットにのみ移転可能とする場合は、電子決済手段には当たりませんので、預金そのものなのかそうではないのか、MataMask等のEthereumウォレットというのがKYC未済の状態で移転可能なのかといった点が論点になろうかと思います。
実際の運用に際しては、銀行法上の扱いや権利移転の明確性等論点があろうかと思いますが、銀行の参入は業界としては嬉しいニュースですね。