これが日本衰退の根本原因、なぜ博士号取得は経済的に割りにあわない
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そもそも欧米でも「高収入になりたいからドクターとる」って人はどれくらいいるんだろうか。結果的に高収入傾向なのはそうだと思うけど、それはあくまで結果論では。
例えば、記事を書いた野口先生ご自身はなぜドクターをとったのだろうか。
注目のコメント
企業が通常業務に求める能力は「地頭が良くて、よく働く人材」である。博士課程で学ぶようなことはそれとは次元の違う話だし、専攻する分野によっては日本の経済発展とは全く関係のない博士もたくさんいる。そのような方々は学問の世界の発展に貢献すればいいし、ご本人も人並外れた高給を期待しているわけではないだろう。
元来、学問というのは「経済原理では重用されないこと」をやることに意味があるからだ。
(博士課程ではないが)海外のMBAは、専門知識だけでなく、議論する能力や社会に出た時の人脈といった学問以外の能力を身に付ける場でもある。残念ながら日本のMBAは単に学部レベルの授業の延長程度でしかないし、世界で活躍するような人材になるためには欧米のMBAでグローバルな人脈をつくらないといけない。
日本企業、特に大企業では大卒でないと出世できないのが現実。逆に言えば偏差値の低い大学でも入社さえすれば出世するチャンスは割と平等にある。ただし、高卒以下では入社するチャンス自体が奪われている。
企業活動において有用な専門人材(修士、博士)にもっと高給を払うことには私も賛成だが、大卒資格を取るだけのために無駄な時間を使うことを止め、自分自身の能力に応じて適正な評価ができる社会にもしていくべきだと思う。付加価値生成観点での産業構造の大変化やその速度に日本だけが対応できておらず、他国と比べて既に一世代ぐらいの年月分は遅れてしまっている感があります。
今の世界は、進化し続けるICTを国境を越えてシームレスなグローバル共通基盤として、その上で生まれるテクノロジ主導型のイノベーションが経済を引っ張る「21世紀型のテクノロジー時代」 の真っただ中にあると思います。
その中で、いまだに日本の「政官財+既存マスメディア」はいわゆる年功序列 ”文系”エリートがそのリーダー層を占め、遥か過去の20世紀の成功体験を共有するシルバー層の権益を優先しての国全体の運営が続いている状況です。現リーダー層からの抜本的改革の打ち出しはなく全く聞こえてこず、日本はもう詰んだと言われても仕方がない。
国家レベルで「理系STEM教育」に注力し、新しい経済的価値を創出できる国民層(=国力)を拡大する
その人材を政官財で年功序列人事の枠組みを超えてタイムリーに登用、重用、最大活用するためのインセンティブ
国民前世代をこの新しい時代に適応させる観点で、ICTリテラシーを高め少なくとも他国レベルに早急に追いつくためのあらゆる施策
止血を止める今すぐ効果的な施策などなく、“米百俵“ の精神で国家存続をかけて中長期で取り組むなまいと、本当にこの国は詰んでしまうと思います。
第四次産業革命に向けた産業構造の変化と方向性に関する基礎資料(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/2050_keizai/pdf/006_05_00.pdf