グーグルも参入。ネットは保険販売を破壊できるのか
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注目のコメント
保険を検討する際の問題は、自分の条件においてどれが最適な商品かわかりにくいこと。個別条件をヒアリング/ネットで入力するにしても細かいことは自分でも把握していない。
Googleなど膨大な個人情報を持つベンダーがそこを補完して最適解を出してくれるのは確かに便利。保険会社にとっても、個人の行動パターンまで把握できれば、リスク判定がより明確にできメリットは大きい。
ただ一企業がそこまで個人情報を集約して大丈夫かという議論はあるだろう。保険業界は、プルデンシャルのように徹底的な人的サポートのある会社もしくは、ライフネット生命のように簡単にシステム上で契約出来る会社の二つの方向にはっきり今後わかれていくと思う。
日生や第一生命がいくらでかくても、この大きな流れはかえられないように思う。NYTの記事なので、米国視点でコメントする。また比較サイトと保険業自体がゴチャゴチャになっている印象なので、そこの切り分けは重要。
まず米国の保険市場は、日本と違い大手に集約されているわけではなく、生命保険は約900社、損害保険は2600社(企業グループでは1300社)もある。背景は、州単位での免許が必要で、特定の地域・商品に絞った保険会社が存在することができた。だからこそ比較サイトのニーズは強いと思う。
加えて、Googleは比較サイトだけではなく、保険業自体に進出するのではないかという記事が直近出ている。自動車保険に関して、車載化がもっと進めば、運転パターンから併せて料率算定をもっと効率的にできるのではないかというのが背景。