CVCのスタートアップ投資額が小粒化 2022年は4割減
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
海外と国内の状況がかなり異なるので、これを見てどう受け取るかは難しいですね。
国内ではそもそも資金調達総額自体が21年の8508億円を少し上回る8774億となっています。そのうちCVCが占める割合は19年8.5% 198億円→20年10.6% 228億円→21年9.1% 351億円 22年8.5% 317億円とCVC/事業会社のファンド設立、投資枠が大きく増加しているのに対し、ほとんど変化がありません。とすると、投資枠をとったものの、実際に投資実行に至るまでの進捗が悪いと考えられそうです。
参考:2022年 Japan Startup Finance - 国内スタートアップ資金調達動向決定版 -(INITIAL)
https://initial.inc/enterprise/resources/japanstartupfinance2022これは何が背景にあるのか、よく分かりません。少なくとも日本においてCVCは拡大傾向にあるはずだと思います。日本でCVCが拡大している背景は、
①大企業がオープンイノベーションの利点に気づき、強化している
②税制や啓蒙といった政府の施策が奏功している
③単なる流行
が考えられますが、成功事例を積み上げることで、更なる発展、ひいてはスタートアップが、企業数と企業規模の両面で拡大していくことを期待します。
本日、日経新聞に生成AIベンチャーの企業価値トップ30が掲載されていましたが、日本企業が見当たらず、記事文中に「出遅れが懸念される」となっていましたので。