24年卒、企業の採用環境悪化=応募少なく人手不足―リクルート調査
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本校の進路決定率は10年前50%程度でしたが、
様々なアプローチを行うことで、8割以上の生徒が進学か正社員での就職をできるようになりました。
コロナ禍の真っ只中だった年も、全体の求人が落ち込んでいたわけではなく、接客や飲食、宿泊等の特定の業種が特に落ち込み、また、打撃を受けた製造業の企業とそうでない企業との間で、採用意欲がまるで違うという状況でした。
近年は、
製造、物流、介護、ガソリンスタンド、建設等の企業にお世話になることが多く、マッチングさえ合っていれば、待遇も良く、定着も良いと言う印象です。
恥ずかしい話ですが、定時制で進路を担当して初めて、生徒の職業への適性について考えました。
進学校では、何をやりたいのかよりも、苦手な科目を避けることの方を優先することが多く、数学が苦手なら文系と言う観点で文系に進むケースが多いように思います。
そうした中にも、対人サービスよりも製造に適性があるという生徒は多くいるように思います。
今、進路指導する際には、最初に、「人相手の仕事」をしたいか「もの相手の仕事」をしたいかと聞きます。
進路の環境を改善するために本校では
キャリアデザインという授業を作って1年生全員に履修させることで進路意識を高め、
校内で企業説明会を実施することで、外部の人間と接することの不安感を払拭し、
職業訓練校や企業への校外学習、インターンシップを実施することで、様々な職業や自分自身の興味について理解を深めています。
対人での不安を持つ生徒に対しては、見学への付き添いを実施することもありますが、そうした生徒も、いちど不安が取り払われると問題なく試験を受けられ、仕事もこなせるケースが多く、ちょっとした支援がその後の人生を大きく変える可能性を感じます。
注目のコメント
ただし企業規模による、が正しい表現ですね。
従業員5000人以上の企業だと新卒の求人倍率は0.41倍、従業員300-4999人だと0.89-0.98倍ですが、従業員300人未満だと5.28倍です。まだまだ大手企業は"応募少なく"という感覚はなく、中小企業が感じている話だと思います。停学や交換留学を自ら希望して留学を選んだりする人が増えているように感じます。
「自分のやりたいことができなくなるよりは、自分が今やりたいことをやってから就職する」
コロナ禍によって思うように動けなかったからこそ、こういった意思は他の代よりも強いと思います。