【温泉街の再生】星野リゾートが地元官民と街をリデザイン
NewsPicks +d編集部
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読んでいて楽しくなるお話でした。
もちろん色々とご苦労はあったのでしょうけど、関係者がそれぞれの立場で地元のことを考えて「変化」に取り組んだというのが伝わってきました。
何より、5年で民間に移行するという当初からのコンセプトが素晴らしい。行政や公的機関が関与し始めるとダラダラと関与が続いて、民間特有のダイナミズムが薄れ、結局はダメになることが多いのを良く理解されていたのだと思います。特に本件に関わった行政や公的機関側の人たちが。
全国各地でこういった取り組みが進むことを期待します。どんな伝統があってもその地域そのものが「変化」しないと生き残れないのは自明です。取材・執筆を担当したライターのMARUです。長門湯本温泉の再生ものがたり第4回は、プロジェクトにおいての星野リゾートの役割、目指したものについて取材しています。
2014年に老舗温泉旅館が廃業。大西倉雄前市長が強い信念を持って星野リゾートの誘致に動き出したとき、星野リゾート代表、星野佳路氏は、「長門湯本の街全体を変えていくというなら」と答えたと言います。
それは決して、「外部の人間が街を変えてしまう」ものではありませんでした。地元の事業家たちと官民連携での大プロジェクトがはじまったのです。
取材を通じて感じたのは、大西倉雄前市長をはじめとする市の動き、大寧寺の方丈の存在、星野リゾートの存在、地元の若い後継者たち、外部からのサポート、すべての人材とタイミングがピタリとはまり、この大プロジェクトが成し遂げられたのだということでした。多くの力が明確な一つの目標に向かう時、大きな上昇気流が生まれるのだと、改めて実感する取材でした。